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「はにかみCLOVER」

2016, 1, 29 / WIN / ノベルタイプADV / すたじお緑茶


エッチな娘と恋しませんか


【商品紹介】
乙女の園を賑やかす、お人好しでエッチな台風の目!?
すたじお緑茶の新作は、共学化したばかりの元女子校を舞台とする 賑やかでエッチなラブコメディー!
主人公は気になったことは放っておけない性格で、おまけにスケベな優良問題児。
乙女の秘密を抱えた 4人のヒロインたちに目をつけて、遠慮なくグイグイ迫るからひと騒動!
もちろん距離も縮まって、次第に嬉し恥ずかし男女の関係も……♪
本作はラノベイラストなどで活躍する kakao氏 を迎え、あなぽんさん とW原画。 もちろんSD原画は 広瀬まどか氏!
ストーリーは重くなり過ぎないようラブラブ重視で、ちょっとだけ不思議なことは起こるかも?
日常系の明るい学園イチャラブを堪能できる、爽やか仕立ての新年タイトル!!



【ストーリー・キャラクター】
上記の商品説明を見れば大体分かるとは思いますが、本作は萌えゲーです。
近年良く言葉にされる萌え抜きゲーというやつですかね。
ストーリーの流れは一般的な萌えゲーと同じです。(というより、ちょっと古い感じか?)
日常パートがあり仲良くなっていき、ヒロインらその周辺に問題が生じ、解決してハッピーエンド。
何かしらの問題が生じた際にはシリアスな雰囲気になってしまいますが、本作の場合はそういったシリアスさがありませんでした。
まぁ萌えゲーにシリアスはいらないという声が大きいのでしょう。
そういった意見を反映した結果、従来の萌えゲーの流れからシリアスさを抜いたストーリーとなり、なんだかメリハリのない作品になってしまったかなと。
炭酸のないコーラみたいな。
萌えゲーなんだしストーリーなんて~という考えもありますが、萌えゲーならキャラクターの魅力を最大限に活かせる、或いは伝えるような展開にしていったほうが良いのではと思います。
その点について本作はストーリーを通してキャラクターの深掘りや魅力を伝えるのが十分ではなかったかな。

キャラクターについて。
ちょっと珍しいなと思ったのが男性キャラ。
ここ数年、萌えゲーをやっていて思うのが男性キャラが主人公以外いない。
いたとしてもホモだかなんだかネタキャラのような…
本作は男性キャラが主人公含め3人おり、日常パートでも出番が良くありました。
そこら辺がなんだか昔っぽいなと感じました。この傾向はすたじお緑茶の作品全部にあるのかもしれませんね。
ヒロイン勢に関してはまぁみんな可愛くてスケベだなと。
最近のエロゲヒロインはみんなスケベですね。
あと全員大人しいというか、地に足が付いたような感じでした。
各ヒロイン秘密を持っており、それがヒロインを特徴づけるのかなと思っていたのですが、案外どのヒロインも真人間でした。





【演出】
すたじお緑茶といえば演出ですね。
このメーカーはテキストウィンドウを画面下3行などで固定せず、吹き出し形式のような感じで、場所を固定せずに表示をしています。
また、立ち絵の使い方もうまいです。
背景に存在する机などに上手に組み込ませ、実際に座っているかのように表現したりしています。
また、主人公が天井を見ている時にヒロインが顔を覗かせるシーンがある場合にも、覗き込んでいるように表現しています。
立ち絵時は奥行きなどを意識した動きも見せていますし、とにかく空間を意識した演出をしています。
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よく立ち絵の表情がころころ変わるものが、良い演出と言われています。
確かに、喋る内容により表情が変わるというのは自然な動作なので、ソレを表現するということは優れた演出であると言えます。
しかし、そのためにはたくさんの種類の表情を用意しなくてはなりません。逆に言えば、労力があればできてしまうのですよね。

本作の場合もこのメーカーオンリーの技術とは言えません。
しかし、こういった空間を意識した画面デザインの作りというのは一種のセンスが必要なのだと私は思います。
本作は立ち絵や表情、それらの種類は多くはないけれども、その少ない数であらゆるシーンを自然に表現しています。
素材を調理する技術力が高いのでしょうね。
柔よく剛を制すといった感じがして好みでした。
現在、ノベルタイプのゲームにおいて、こういった空間を意識した作りをしているメーカーは少ないのでこういった演出の進化に期待していきたいですね。




【その他】
BGMはなんだかほのぼのとした感じ。
どうぶつの森に似ているなぁという印象を受けました。
CGは73枚と少なめかな?8割暗いエロシーンに使われているので、日常パートなどが全く印象に残りませんでした。
どうせなら共通で全員でワイワイやってるようなCGとか欲しかったですね。本作はキャラクターが同士がワイワイするのが多いように感じたので。

システムについては色々便利だったような。
ゲームを起動したら前回プレイしたところから始まるのは個人的に良かったです。

大体こんな感じですかね。
私としてはヒロインがスケベでよかったですし、演出面も他の萌えゲーに比べると良いですからね。
佳作といったところでしょうか。


総合評価:C (佳作)