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「ボッチムスメ×プロデュース計画。」

2016, 3, 18 / WIN / ノベルタイプADV / Kalmia8


 



【商品説明】
■ストーリー
キツイ顔つき、高い身長、暗く空気の読めない性格。
それがマイナス要素となり、
子供の時から孤立している橘花絵磨(主人公/名前変更、ボイスオフ可)。
新しい学校へ進んでもその状況は変わらず、
周りからは怖がられ誰も彼女に近づこうとしない。
しかし根暗な性格の彼女はその状況に甘んじ、
このまま透明な存在として卒業まで過ごせればいいと考えていた。
そんな少女の人生を2人の男性が変えることとなる。

「やっと見つけた。君は…君こそが僕のミューズだ!」

「いいか、今のおまえはただの雌豚だ。
だが、おまえにも輝ける場所がある。俺が導いてやる。」

子供の時から服作りが大好きで、
魅力的な個性を持つ女の子を輝かせたいという欲望を持つ帰国子女の平泉巳紀(ドM)。
幼いときから何でもこなせる自分に退屈し、
どうせなら世の中を変えるぐらいでかいことをしたいと思っている新條才人(ドS)。
そんな野望と美貌を持つコンビによるプロデュース計画が始まる!

「いや…別に私そんなの望んでませんが…」



【はじめに】
ひとことで言うと非常に楽しめました。
久々にプレイしていて最初から最後まで面白いと感じましたね。
しかし、ミドルプライスで小粒感が否めず、大きな特徴がない作品です。
というわけで良作です。
総合評価:B (良作)



…本作をまとめるとそんな感じですね。
面白いを言語化し、論理的に構築するのって難しいんですよね。
だから本作のような作品は非常に書くにくいのですが…まぁ頑張ってみます。

【ストーリー】
ミドルプライス。
ボッチの娘をプロデュースするお話。
十年くらい前に放送していたドラマを思い出しますね。
というわけで最初はパロディかな?とマイナスな印象を抱いていましたが、プレイしてみるとパロディ感は全然ありませんでしたね。

本作はヒロインをモデルへとプロデュースするお話です。
衣装を作れる男性キャラとプロデュース能力のある男性キャラがあれこれヒロインを可愛く仕立てあげ~という感じですね。
まず、このプロデュースするプロセス自体や恋愛の過程に興味がある方やは遠慮したほうがいいです。
プロデュースの描写はさほど凝っているとは言えませんし、大体サラッと流れるので。
しかし、ミドルプライスの割にはストーリーの流れはしっかりしていますし、きちんとまとまっているので安心して楽しめます。

【シナリオ・キャラクター】
そういった部分より、本作の特徴となるのはキャラクター同士の掛け合いなのでしょう。
一癖も二癖もあるヒロイン、男性キャラたちの掛け合いが非常に面白い。
全員に癖があり、キャラとして非常に個性的。そのメンバーたち全員で会話をしている時のピタッとハマっている感じ。阿吽の呼吸。
掛け合い、つまりシナリオが本作の最大の魅力だと思います。
コレ自体はもう体験版をプレイしてもらい、肌で感じたほうが良いと思いますね。合わない人はだめでしょうし。

キャラクター自身が非常に優れているのでしょうね。
ヒロインや男性キャラの設定、そこから生み出されるキャラクターの行動にミスマッチがなく、とても自然でした。
造られたキャラクターという印象を全く受けませんでした。
主要メンバーだけで世界が形成されており、実際にこんな風景があるのでは?と思わせるくらいでしたね。
本作にはパロディネタが少々含まれていますが、全く嫌味な感じがせず、楽しめました。上記のようなことを感じるため、パロディに違和感を覚えたりせず、純粋に楽しめるのでしょう。

あとは、選択肢ですかね。
本作では様々な選択肢があります。大体二択でまともな行動とまともでない行動になっているのですが、まともでない行動のほうが非常に面白い。
大体まともでない方を選ぶとすぐゲームオーバーになるので、分岐などの構造としてはシンプルですが、そのゲームオーバーになるシナリオが良かったです。
一昔前のエロゲっぽい感じですかね。ちょっと遊ばせた感じのゲームオーバーで、本作の軽い雰囲気と非常に合っており、良かったです。



【CG】
SD含め45枚。
作画は安定していない感じですが、インパクトを付ける部分にスチルを用いており、動的なシーンではSD絵でパタパタと動かしていました。視覚的には優れている使い方をしていたと思います。




【システム】
乙女ゲームとしては普通。
選択肢までスキップ、お気に入りボイス登録、フルコンプ特典などなど。

【総合】
非常に面白い作品でした。
久々に終わるのがもったいないと感じた作品でしたね。
主観的には非常に好きな作品なのですが、名作となるには1つ足りない感じでしたね。


総合評価:B (良作)