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「我が姫君に栄冠を」

2021, 3, 26  / Win / ノベル / みなとそふと



【商品説明】
みなとそふとがお届けする超大作!

みなとそふとが『まじこい』に次ぐ18禁完全新作タイトルを発表!
シナリオ「タカヒロ」、原画「wagi」の『まじこい』黄金タッグが再び!

今作ではファンタジー世界を舞台にしたADVで目的は嫁探し。
三人のヒロインは皇帝、元首、王とそれぞれの国の若き統治者たち。
世界観は変わってもテイストは変わらず、賑やかなキャラクター達に囲まれる世界を楽しもう!

みなとそふとの代名詞とも言える多数のキャラクターと豪華な声優陣は今作でも健在!
ヒロインはそれぞれの種族の王なので、姉、ツンデレ、武士娘、不良娘など続いてきたメーカーの雰囲気そのままで楽します。

間違いなく2021年の最大注目作になるであろう本作を要チェックです!



【あらすじ】
辺境に育つ主人公・シャオンは、師匠から天眷という能力と技術を伝授された。
師匠の願いは、この教えを子孫にも受け継いでいく事。
年頃のシャオンは、都会に出てお嫁さんを探す事になる。

彼が生きる大陸周辺は、今、三つの勢力で成り立っていた。
全ての勢力で女性が指導者である状況は、後に姫君の世紀と呼ばれるようになる。
シャオンはどの勢力に行き、どの女性をお嫁に迎えるのか、全ては彼の選択次第…。






【感想】

そんなわけでみなとそふとの新作です。
みなとの新作は何年ぶりでしょうね?
前作はまじこいA-5(真剣で私に恋しなさい! A-5, 2016)と記憶しているはずなので、
約5年ぶりか。
某空間をみるといろいろちまちまよくわからないものも出してたりするけど。
5年か~長かったね。まぁ2010年代はまじこいシリーズで繋いでいたので、
完全新規のタイトルとしては10年ぶりといっても差し支えないでしょう。
(ゆゆゆ?しょこめざ?知らない子ですね…)

これブログに書いたかどうか分からないけど、
実は私みなとそふとの作品が好きだったんですよね。
なんで過去形かというと、最後にみなと作品をプレイしたのが2016年末だから。
流石の私も5年の時を経て、さすがにこういう若い子向けのはもうな~w
でもみなとには初心者の頃お世話になったので、
本作を買うことを手切れ金にしたるか、ということで購入しました。


結論からいうと楽しめました。三つ子の魂百までとはこのことか…。
自分がエロゲ初心者の頃にやったということで、
やはり実家のような安心感がありますよね。
あ~この感覚懐かしいな~って感じでしみじみとプレイしました。
ただシラフでやってると寒いところはあるね。
露骨なパロネタとかはほぼなかった気がするからマシだったけど、
戦闘要素もいらねンだよなぁ。
姉、強し!ってのを表す要素として戦闘を利用してるんだろうけど、
もうちょい違う表現できないもんかな。
酒飲みながらやる分に十分に楽しめるたけどね。

ということで主観的には楽しめたので、
プレイしたことに後悔はないのですが、
それが評価につながることはありません。

さて、本作はノベルタイプのADVとなっており、
選択肢によって分岐するタイプのものとなります。

あらすじを見てもらえばわかると思いますが、
本作は3つの勢力に分かれた世界観となっており、序盤でどこの勢力に行くかを決めます。
その後、選択肢によって対象ヒロインのルートが解放され、
特定地点で、ヒロインを選択し、ルートに分岐するタイプとなります。
サブヒロインは一部のメインヒロインはルートロックがかかっているため、
注意が必要です。

つまりこんな感じです
序盤で勢力分岐→選択肢たくさん、ルート開放→ヒロイン分岐→END

冒険譚的なノリとなるため、RPG的な描写が散見されます。
そのせいか、無駄な選択肢が多い感じでしたね。
RPGで行動する内容が選択肢になっているとでもいう感じでしょうか
(誰々に話しかける、〇〇に行く、みたいな)


無駄って書いたけど、
ADVってそういや無駄を楽しむって観点もあったよなってふと思い出したり。
ここらへんはADV(ノベルじゃないよ)やった人にしか分らんだろうけど。
本作はフラグに関係ない選択肢が多く、すぐ終わるサブヒロインのルートもあって、
人によっては無駄と感じる要素が強いかもしれません。
個人的にはプレイしていて懐かしいというか、
そういや最近こういう無駄な要素を含んだノベルゲーって全然ないな~て思いましたね。
最近のエロゲ(以下、エロゲ=18禁ノベルタイプADVとする)って特定地点でヒロイン選択して後は読むだけ、サブヒロインのルートもなし!みたいなのが多い印象。
良く言えば無駄をそぎ落としたスタイリッシュな構成。

それに対して本作は無駄の多い構成、かっこよく言うと遊び心のある構成。



ストーリーは普通、てかちょい微妙か。
みなとの作品てまじこいとか辻堂さんの純愛ロードとか、
キャラが多いことがありますが、本作もキャラがたくさん登場してきます。
それに加え、本作はファンタジーということで、
国の成り立ちやらなんやらカタカナがめちゃくちゃ出てきます。
正直覚えらませんでしたW覚える気がないともいうが。

ストーリー関連はプレイした感覚としてはまじこいと同系統。
あっちよりは露骨なパロネタとか全然ないけどね。
そうだね~なんだかんだ楽しめた要素は露骨なパロ・声優ネタなしで、
キャラが自然にわちゃわちゃしてるってところがあったからかな。
書いてて君が主で執事が俺で(がでがで)寄りなのか?って気がしなくもなかったけど、
がでがで全く覚えてないから何とも言えない…
こんな感じでバトル要素もなければな~
タカヒロも「パロネタとかバトルもうええやろ…」とか思ってくれないかな。



グラフィック関係は結構微妙。
キャラデザは初見であまり良い印象はなかったけれど、
段々慣れて程よくなった。
ただ、CGの使い方が最悪です。
このシーンに割く必要ある?ってシーンがちょろちょろあります。
言うとコスプレシーンとか水着シーンなんだけど。
その衣装でエロシーンとか、パートがあるならいいけど、
3秒くらいで終わってポイですからね。
もうちょいなんとかせいやという感じです。
ストーリーの盛り上げにも寄与してないし、全然印象ないですね。


だいたいこんな感じですかね
優れた作品とは言い難いですし、タカヒロが好きならある程度は楽しめるでしょう。