ER12t_zVUAEfa-z
「LOVE・デスティネーション」

2020,2, 28 / Win / ノベル / JADE



【あらすじ】
地位にも金にも♀にも全く何の縁の無いBAD ROUTEのまま、
【天の声】よる手違いでBAD ENDを迎えてしまった主人公。

不祥事の隠蔽を謀った【天の声】によって、
“別の可能性”に繋がる分岐点に戻されると、そこには……

現役時代は♀目当ての変態扱いがイヤで選べなかった、
[♂のいない“元”女子学園への入学]なる選択肢があった。

BAD ROUTEに至ると知っている方を避け、
“元”女子学園生活に飛び込んだ主人公は、
紆余曲折の末、何人もの美少女と“後は選ぶだけ”に!!

BAD ENDを回避したからHAPPY ROUTEだらけの世界になった~♪

と思いきや、“未来の記憶”を思い浮かべてみれば、
彼女らみんな、存在しないかBAD ENDに堕ちそうなんですけど!?

このままだとロクでもない結末になると知っている♀らと、
[前の選択肢に戻る]事ができた♂が進むべきROUTEとは……

何もしなければBAD ENDだらけと知っている世界で、
因果律に逆らうささやかな羽ばたきが、
今、始まった。



【感想】
新規ブランドだし、HP見てもコンセプトとか比較的まともに記載されているし、とりあえず買うか…ということで購入。
でもこの新規ブランドってどっかデカい会社のだったような~?…と、買った後に調べてみたら、VISUAL ARTSでした。
なら買わなくても良かったかなぁ。



本作はノベルタイプのADVで、選択肢によるヒロインへの好感度の累積によってルート分岐します。
まぁ一般的なノベルゲーなのですが、最近のノベルタイプのADVとは大きく異なる点があります。
それは、端的にいえば難易度になるでしょう。
本作はゲーム開始時にはヒント機能がオンになっており、それがあれば非常に簡単にクリアすることが可能です。
しかし、ヒント機能をオフにしてプレイすると結構難しいです。
ルートに入れてもTRUEエンドにいけず、バッドエンドになるなど、選択肢にの累積に対してシビアです。
また、本作は最近にしては珍しく、バンドエンドがちらほらみられる構成でしたね。


元々ヒント機能がオンということなので、ユーザーの好き勝手に難易度を変更できる点は良かったですね。
ただ、高難易度にした場合のやりがいや楽しさというのはあまりなかったかな。
バッドエンドも言うてもそれ自体がストーリーになっているわけではない、即死ENDだし、
次の選択肢へ進むもないから、トライ&エラーが面倒だしと、楽しさよりもストレスのほうが上回る結果でした。

ストーリーは…なんといえばよいのやら。
変な女の陰謀を打ち砕くお話です。
私はあまりなろう系とか読んだことがないので、完全な偏見で発言するのですが、
なんか出来の悪いなろう系みたいなストーリーやシナリオなんですよね。
転から結への流れなんてヒロインの父親に説教→父親改心→その間に変な女は追い込まれてる。
この説教の内容も自分のことを棚に上げた(主人公はそれを自覚してるけど…)内容で、
それに改心される親父勢もなんなん?って感じで終始都合が良すぎるんですよね。
イメージ2634


また、上記パターンが多すぎて正直ルートごとに話の展開が異なるとか、それすらほぼないと言えるでしょう。
というか、主人公も自発的になにかしてるかといったらしてないし、適当にヒロインと過ごしてたら転→結の場面になってるので、
ストーリー自体もほぼないしね…ストーリーに期待してプレイすることはお勧めしません。
あとふりがな多すぎて読みにくい。何を思ってこうしたのか。



じゃあなんすか、「LOVE・デスティネーション」は良いところのないクソゲーってことすか。
と思われたと思いますが、良いところ…というか、明確な特長はありました。
それは「カオス」です。
本作は一見ハーレムゲーに見えますが、
ふたなりやらレズやらメンヘラちっくな要素や凌辱風味(凌辱シーンではない)といった属性が混ぜられています。
しかし、肝心なお話がくそつまらないせいで、そういう属性が存在する、だけで終わってしまったのは残念でしたね。
もうちょっといろいろ過激にすれば面白い作品になっただろうに…凌辱も回想だけで微妙なCG1枚出してはい終わりって感じですかね。

グラフィックも安定してないし、OPないし普通におもんない作品でしたね。
ただ、ゲームの構成や、属性といった点は、最近の作品には見られないため、本作の特長としては挙げられると思います。
その点が気になる人はプレイしてもいいんじゃないかなと思います。