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「華アワセ いろは編」

2019,11, 22 / Win&MAC / ノベル系ADV / WoGa



【あらすじ】
結ばれるのはたった一人。
結ばれるはずのないただひとりの人。
全く異なるツキから物語は始まる――

みことは開闢高校へ通う、ごく普通の女子高生。
その日、時期外れの編入生が開闢高校に入学した。

その少女は、みこととは初対面のはずなのに、
なぜか自身を知っている【ひなた】という美少女。
そして、同日、怪鳥と共に開闢高校に現れた謎の少年【ニノ】。

みことの前に現れたこの二人によって、
決して結ばれることのない、いろはとみことのための運命が動き始める。

万よりは近く、千程も遠い奇跡を要する望月の再会。
それでもふたりが合わされば、
幾千万の奇跡がひとつとなり、命(ミコト)が生まれる――

華アワセ最終章。
長い間叶えられなかった奇跡が、今。起こる――



【感想】
華アワセシリーズの最終作ですね。
華アワセシリーズはこれまでに
2012年「蛟編」 
2014年「姫空木編」 
2015年「唐紅/うつつ編」
と発売されてきました。
「唐紅/うつつ編」が発売され、2016年に「いろは編」制作開始のアナウンスがあって以来、
2019年になるまで制作進捗などの情報はほぼなかったと記憶しています。
このまま発売しないのか…そう思っていたのですが、ようやく発売されましたね。

とりあえず発売され、華アワセシリーズが無事終了したことを喜べたら良かったのですが、
残念ながら本作の出来がイマイチすぎました。
無事完結したこと喜ぶどころか、いっそ完結しないほうが幸せだったのかと考えてしまうほどでした。


さて、華アワセシリーズの最大の特長は
①本屋で買える乙女ゲーム
②安価でボリューミィ(コスパが良い)
の2点かと思われます。

まず①についてですが、
華アワセシリーズはゲームにムックがつくことで、本屋で販売されていました。
それが今回、ムックがつかなくなり、なんかいざこざがあったのかは知りませんが、同人ソフトとしての発売となっています。
最後の最後にコンセプト達成できてないってどうなんですかね…
極めて個人的な話をすれば、私は本作を通販で買う予定だったので、本屋に置く置かないという話はどうでも良いのですが、
気軽に手に入れることのできるゲームが本作の本質的なコンセプトだと思いますので、
同人として発売するというのは、ちょっと違うのかなと思います。

そして②ですが、
「蛟編」、姫空木編」(1,540)→「唐紅/うつつ編」(2,840)→「いろは編」(4,180)
と年々高くなっています。
まぁ最初が安すぎてコスパ最強で、「唐紅/うつつ編」は相対的にコスパ悪いなという印象でしたが、
本作は中身のボリュームや出来を考慮しても明らかに高いです。
CG枚数などは確認できておりませんが、ボリュームは過去作と同等で、主題歌は本作のみなしとなっています。
さすがにこれはちょっと擁護できないです。



さて、中身の内容に入っていきますと、ストーリー自体はそこそこでした。
まぁ起承転結の結ということで、特に意外性もなくそうだよね~って感じで進むので、
なんか淡々としているなという印象が強かったです。
シリーズ最後の作品って伏線回収~って怒涛の勢いな印象ですが、
本作の場合は後片付けてきな地味さがあるんですよね。
そこはちょっと微妙でした。
また、本作は一本道構成となっています。
これまではマルチエンディングだったため、この点でも微妙と感じる人は多いでしょうね。
あと前作から5年も空いてるんだから、おさらいみたいなパートが欲しかったですね…
ぶっちゃけほとんど覚えてなかったから、ネットで感想漁って記憶を戻してましたよ(



CGやグラフックはイマイチでした。
てか両端を白にするのは良くないね…過去作は黒で雰囲気に合っていたけど、
本作は白が目立ちすぎてグラフィックに良い影響を与えていませんでした。
CGの質もそれほど良いとは思えないし…



まぁだいたいこんな感じですかね。
本作だけ見ると佳作もいいところなのですが、一応シリーズの〆ということで、
これまでが良かった分を加味すると…という評価ですね。
しかし、「華アワセ」シリーズは素晴らしい作品だと思いますし、プレイしていない方がいたら是非プレイすることをお勧めしたいです。
「蛟編」 や「姫空木編」で、こんな安くてボリュームのある、面白い作品があるのか!と衝撃を受けること間違いないでしょう。