c1030340package

「青い空のカミュ」

2019,3, 29 / Win / ノベル / KAI



【あらすじ】
燐と蛍は川の中流域にある学校に通う友達同士、
二人で町に買い物に行った後、夕方電車に乗って帰るときにうっかり寝てしまう。

燐が目を覚ました時、そこは蛍の住む村にある終点駅だった。
自分の降りる駅からかなり寝過ごしてしまった。

燐は「寝過ごしちゃった。蛍の家に泊めてもらおうかな」と笑うが、
すぐに様子がおかしいことに気づく。

乗客は既に降りたかもしれないが、
終点の駅にも、まだ夜の8時にも関わらず、誰もいなかった……。

【感想】

なんやらKAIがいつもと違うことをやっているぞということでプレイ。
本作のコンセプトは”芸術として美少女ゲームを作る”らしいです。




さて、本作はノベルタイプのADV。
時折出てくる選択肢が正誤形式で、外れ = 凌辱でbadend。
正解を当て続けることでエンディングにたどり着く構成です。

作風は一般的にシナリオ重視と呼ばれるタイプで、考察要素が強めの作品になります。
で、考察すればするほど面白い作品と感じるでしょう。
これを逆にいえば考察しなければつまらない作品とも言えます。
本作は純粋に、エンターテイメント的な作品として捉えると、率直に申し上げてつまらないです。
いきなりホラーの世界に放り込まれたヒロイン二人の逃亡劇を読むだけになるでしょう。
エロゲの楽しみ方は人それぞれ、エンターテインメントとして楽しむ人がいれば、いろいろ考えるのが好きな人もいるでしょう。
本作は圧倒的に後者向けの作品であり、
もし本作をプレイするのであれば、ストーリーをただ読み進めるのではなく、考察の要素を受け取る、という気持ちでプレイしたほうが楽しめるでしょうね。

私は圧倒的に前者であるため、
こういった要考察(本作の場合は要考察ではなく、Must考察のレベルだが)の作品はあまり楽しめませんし、評価もしません。


本作はメインとなるストーリー自体が考察要素をばらまくためだけに存在しているので、
考察しないと楽しめない作品なんですよね。
まぁ相当人を選ぶ作品だと思いますよ。
少なくとも自分みたいな、エンタメ性を重視する人は避けるのが賢明でしょう。
ただ、主観的には面白くなかったものの、こういう要考察に振り切ったゲームがあってもいいよなと思うわけでして。
なんかフューチャーにチッスするやつを思い出しましたよ。
こういうタイプのゲームが好きな人もいるので、一定の評価は得てしかるべきだと思いますし、
考察ゲーが好きな人はプレイしていいと思います。