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「アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-」

2018,11, 28 / Win / ノベル / きゃべつそふと




【あらすじ】
愛しの君へ 明けない聖夜の祝福をー

主人公・シュウは記憶を失くし、雪の降る “町” で目を覚ました。
彼はそこをとても奇妙な場所だと思う。

中世の西洋を思わせるアンティークな町並み。
何よりも芸術を重んじる文化的価値観。

そして……町を囲むように閉ざしている、オーロラと呼ばれた巨大な壁。

だがシュウはそんな町の人たちに助けられ、
やがて聖アレイア学院という学び舎で学生たちと豊かな日々を過ごすことになる。

しかしそんな幸せはまたたく間に奪われる。
12月25日、原因不明の大火災により町は崩壊の一途をたどった。

誰よりも町を愛するユネは運命の変革を心に期し、
アドベントの初日─12月2日にまで時計の針を巻き戻す。

─なぜ、破滅は起こったのか?
─なぜ、何度やり直しても同じ運命を辿るのか?
─なぜ、これだけ時間を繰り返すことができるのか?

巡り巡る時の回廊。その果てに待つ世界を知るべく、
町というキャンバスに彼らは真実を描き出す。


【感想】
シナリオライターが冬茜トム&しげたのコンビということで、注目していた作品ですね。
この二人が関わった作品で有名なのは、「Magical Charming!」や「運命線上のφ」、「もののあはれは彩の頃。」
があります。
これらの作品はストーリーやゲームデザインに工夫が見られる作品でした。
そのため、個人的には結構注目しているクリエイターたちなんですよね。

ということで本作にも注目していたのですが、ひとつ懸念がありまして。
本作のあらすじを見ればわかると思うのですが、本作はループモノになります。
また、HPを見るとシステム等に言及がないことから、
ゲームデザインに工夫がされていない、
読む重視のノベルゲームだと推測できます。
うーん、普通のループモノのノベルゲーか…
これはストーリー微妙なオチだろうなぁと不安でした。

そして、その不安は的中してしまいました。

本作は読む重視のノベルゲームで、ストーリージャンルはループモノ。
本作を一言で言うのであれば、複線回収がすごいゲーム、になるのでしょう。
そのため、ゼロ年代のシナリオ重視のエロゲが好きな人は、
この記事を読むのをやめて早速プレイしましょう。
満足できるはずです。

さて、ストーリーについて述べさせてもらうと、
まあ確かに伏線がいいなと思うところは多少ありました。
芸術をもとにした設定などはちょっと目を見るところがありましたし、
ああ一本とられたなというところもありました。

けれど、他が微妙なんですよね。
まず、ストーリー展開がライターの都合に良すぎます。
何回もループさせる必要があるせいか、主人公の行動があほっぽく感じますし、
そこでまず自分はしらけてしまいました。
また、ほかの設定の都合がいいんですよね。
ドラッグの存在とかその典型ですし。
キャラクターもそれほど魅力的ではありませんでした。
キャラクターの哲学や意思というものを感じることがありませんでした。

伏線も回収がすごいというが、単に隠してるだけで、
実は・・・みたいなパターンがあるので、
ああまたこういうタイプのループものか、
みたいながっかり感のほうが、個人的には強かったです。


グラフィックもそれほど良いとは思えませんし、
とあるキャラの声優は演技がひどすぎるし、
まぁ~個人的には良い点がひとつもありませんでしたね。
期待していたコンビがこんな作品を作るとは思っていなかったので、
がっかりしました。