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「かりぐらし恋愛」

2018,3, 30 / Win / ノベル / ASa Project

「かりぐらし恋愛」

2018,3, 30 / Win / ノベル / ASa Project



【あらすじ】
主人公の瀬戸田拓真は、幼いころ暮らしていた町に戻ってきた。
親元を離れ、一人暮らしをする為だ。

この町には幼い頃の思い出がいっぱいある。
いつか必ず戻りたいとずっと願っていた拓真は、町唯一の進学校への編入試験合格を条件に、
念願の出戻り(+ひとり暮らし)を両親から勝ち取ったのだ!

以前住んでいたオンボロ一軒屋で、いざ新生活をスタートさせようとする拓真。
しかし思い出の我が家は猛烈に老朽化が進行していて、
とても住めるような状態ではないただの廃屋と成り果てていた!

学園に通う為には、どこかに仮住まいを探したいが、なんせ金がない…途方に暮れる拓真。
そんな時、手を差し伸べてくれたのは昔の幼馴染達だった!

ずっとは無理だが、しばらくの間は幼馴染仲間の家にローテーションで寝泊りするという形なら、
何とか家族の同意も得られそうとのこと。
なかには嫌悪感をあらわに、絶対イヤだ!という幼馴染もいたが、それはそれと丸め込むことに成功。

こうして奇妙キテレツ常軌を逸した、かりぐらしの「はしご生活」が始まった。



【感想】
本作はノベルタイプのADVで、一般的には学園モノの萌えゲーといわれるジャンルに該当するでしょう。
ゲームデザインには特に特徴はないです。
ストーリーもこれいった特徴もなく、ヒロインたちの家をはしごすることで、ヒロインたちとの日常を過ごし、
恋仲になってイチャイチャな日常を過ごすだけでエンディングを迎えます。
ということで、本作の評価というのは、その日常をどれだけ楽しめるか、
つまりヒロインたちにどれだけ魅力を感じたかに大きく依存することになります。
とはいいつつも、作風はいつものASa Project(アサプロ)ということで、過去作が好きだったりしたらある程度は楽しめると思います。

主観的な感想は、そうですね…つまらなくなったSMEEという感じでしょうか。
私はアサプロの作品をすべてプレイしているわけではないのですが、本作はちょっと微妙でしたね。
ストーリーというか、起承転結がないただの日常を読み続けるので、プレイしていくにつれて飽きがきちゃいましたね。
本作ではヒロイン同士のガールズトークとか多分に含まれており、作品の方向性とか、私好みなはずなんですけどね。
なんか面白くなかったな~、まぁ自分に合わなかったということなのでしょうかね。
うーん、アサプロは今年で10周年で、記念作だとおもうのですが、
正直こんな出来でええんか?と思わずにはいられませんでした。

こう見ると良い点が一つもない作品なのかなと思われますが、1点だけ良いところがありました。
それはくすはらゆいさんの演技ですね。
私はくすはらゆいさんの声自体は好きなのですが、
いろんな作品で登場してるけど声が同じでなんだか面白みがないとも思っていました。
本作でくすはらゆいさんは金髪キャラのCVを担当しているのですが、
ご存知の通りアサプロの金髪キャラはネタ要素が強いです。
それをくすはらゆいさんが演じるものですから、結構新鮮味がありましたね。

というわけで、くすはらゆいさんが好きな人はプレイしてみる価値がある作品なのかなと。
それ以外の人はスルーしても問題はないでしょうね。