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「きゃんきゃんバニー スピリッツ」

1991,8, 10 / PC-98 / コマンド選択型ADV / カクテル・ソフト


Hなオトコが絶対モテル!




【ストーリー】
「きゃんきゃんバニー」シリーズの第3弾、「きゃんきゃんバニー スピリッツ」です。
本作のゲームジャンルはコマンド選択型のADVとなります。
大まかなゲームの流れを説明しますと、まず、ストーリーを選択します。
①ねるとんツーショット ②旅行でナンパ編
各ストーリーにナンパ対象は4.5人くらいでしょうか、計9人くらいです。

ねるとん編は「ねるとん紅鯨団」のオマージュだと思われるので、ねるとんを知っている人はねるとん編のイメージがつくと思いますが、
僕はナウでヤングな若者ゆえ、知らないので説明しますと、街コンみたいなやつですね。
気になる女性とコミュニケーションを取り、告白タイムで告白~ってやつですね。
本作では告白後は各ヒロインごとの趣味のお店(ディスコとか占いや)へデートへ行き、エッチするして幸せなエンディングですね。

ここは普通のナンパモノということで、特に語ることはないのですが、旅行でナンパ編が個人的に良かったかなと。
というのも、旅行でナンパ編は、上記のデート先が海外になったバージョンでして、パラオとかエジプトとかに行きます。
現地に到達した後もすぐにエッチするわけじゃなく、きちんとイベントCGや背景などのグラフィックも用意されているわけでして、
いろんな(といっても5ヵ国だけだけど)国の雰囲気をかわいいキャラとデートしながら味わえるっていうのは、結構良かったかなと。
…と、ここまで書くと本作だけの特長になりそうですが、
本作の1年前の1990年に「やりたい放題3 アズユーライク」というゲームが登場してまして、それが世界中を行き来できるナンパゲームらしいんですよね。
(らしい、なのはまだ自分がプレイできてないからです。)
ままぁ本作が初じゃないというだけで、実在する海外が舞台になるアダルトゲームって今でもあまりないし、そういう点では、本作は貴重な一本といえるでしょうね。


【ゲームデザイン】
ストーリー選択後に、前作同様、魔法の履歴書によって主人公の設定をすることができます。
この履歴書では、年齢や趣味、ファッションセンス、職業などを選択することができ、
この選択によって、職業関連の話などの会話が若干変わります。
職業や趣味等はナンパ対象ごとによってウケが異なりますので、なるべく受けがいい職を選んだほうが攻略が楽になると思いますが、
まぁそんな大差はないように感じます。


で、そこからナンパへと入っていきます。
ゲームデザインは、公式ではアイコン式アドベンチャーとなっています。
どういうことかというと、コマンド選択型ADVでは見る・聞く・話すなどがコマンドとして表現されていますが、
本作ではそれらがアイコンとして表現されています。
そして、アイコンを選択すると、ポイント&クリック式(P&C)になったりするものもありました。
と、こんな風に書くとなんかすごそうですが、実態はコマンドがアイコン表現になっただけでした。
P&Cになるのも、「見る」とエッチシーンで体を触るときくらいで、そのくらいなら、
本作以前にもあったようなきがしますし。


そんなわけで、基本的にコマンドを選択し、その中で3択から話の展開をしていきます。
そして、ヒロインの好みの会頭や話を振ることで好感度をアップさせてきます
前作では好感度の数値化がありませんでしたが、本作では好感度の数値化に加え、効果音で好悪がわかるようになっています。

ここまで長々とゲームデザインについて書いてきましたが、まぁぶっちゃけ、初代へ原点回帰の一言で説明できる内容です。
ただ、初代よりは難易度がかなり高くなっており、本作でもセーブ&ロードが必須でした。
もっとも、本作ではセーブ&ロードがしやすかったため、快適にトライすることができましたね。



【画面デザイン】
本作の唯一の不満点がここなんですよね。
ぶっちゃけ、グラフィックがすげー小さい。

本作もグラフィックやキャラデザは非常に良いのですが、グラフィックの表示が小さすぎます。
これでは満足できません。アイドルの写真集だって大きいほうがいいです。
それはアダルトゲームにもいえること。







【感想】
というわけで全体的によくできたゲームだと思いますが、プレイして見ると結構地味なんですよね。
前作は凶悪な難易度と大量の攻略対象がいたため、インパクトは非常に大きかったです。
けれど、本作はそういったインパクトがあんまりないんですよね。
海外の雰囲気を味わえるといったけれど、そのグラフィックも小さいからインパクトもないですし。
なんだかもったいない作品でしたね。