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「素晴らしき日々~不連続存在~」

2010,3, 26 / Win / ノベル / ケロQ

"言葉と旋律"の物語




【感想】
書くまでもないと思いますが、本作は1999年に発売された「終ノ空」のリライト作品となります。
本作は2010年発売ですが、2018年に「素晴らしき日々~不連続存在~ フルボイスHD版」という、
フルボイス+追加シナリオがなされたものが発売されます。
もし本作をプレイしていないのなら、フルボイス版のほうがいいのかなと思います。

さて、今回フルボイス版が発売されましたが、私はこういう追加要素のある作品は買いません。
けれど、「素晴らしき日々」をプレイした時、自分はエロゲ初心者でした。
それから数年、いろんな作品をプレイした自分が今、本作をプレイしたらどう感じるんだろうと、初心者だった頃の自分と比較してみたいな~と思い、プレイに至りました。

なもんで、本記事はレビューというより感想というか、思ったことをただ書くだけなので、ご了承ください。

どこらへんから書こうかな~って、本作はストーリー重視の作品だし、ストーリーあたりを書きましょうか。
本作はノベルタイプのADVで、ストーリーは章仕立ての構成となっております。
基本この章を読み進めていくだけですが、場面によっては選択肢でエンディングが分岐します。


ということで1章からいきましょうか。
いまさら書くまでもないと思うけど、1章は再プレイしてもつまらなかったですね~。
今だからいえますけど、私1章で1回投げたんですよね。序盤があまりにつまらなくて。
交流している人もほぼみんな1章は苦痛といっていましたし、
単純にエンタメとして優れていないのでしょう。
その際たる例が鏡と司になるのでしょう。
名前から察せるとおもいますが、某作品のパクリ的なキャラです。
まぁここは手抜きですよね。
設定上アニメのキャラを用いる必要性があったにせよ、実在する作品からパクってくる必要性はないですよね。
作中でオリジナル作品でも作って、そのキャラクターを登場させればよかったのに。
ここはクリエイターとしてちょっと印象は悪いですね。

まぁ序盤はつまらないにしても、後半からはよーわからんホラーなのか電波なのか、現時点ではわからない雰囲気になっていきます。
ここら辺は普通に面白かったと思います。


次に2章ですが、電波+厨二要素がメインでしょうか。
ここはね~初めてプレイしたときは面白かった気がする。
いろんな要素が含まれているし、単純に電波要素が初心者の頃の自分に効いたのかもしれない。
再プレイした感想は面白いけどつまらないでしょうか。

面白い要素はプロットでしょうか。大まかな流れ自体は面白かったのですが、
シナリオがくどかったのかなと。
本作の物語の構成上、あらゆるシーンを描写する必要性っていうのが出てくると思います。
そういったシーンを書く際に、2章は無駄に冗長でした。
さらっと書けるじゃんみたいなシーンでも無駄に長いので、ここが単純につまらなかったです。

あと電波要素もよく見ると面白くなかった・・・
ぱっと見狂ってそうだけど、シナリオなどからこいつはやべえなっていう、狂気性を感じられなかった。
ていうかこれ半分ネタでしょう。
希実香は相変わらず可愛かったです。



3章はいじめがメイン要素ですね。
ここもさまざまな要素が含まれており、初めてやったときは楽しめた気がします。
今やると全体的に薄味すぎてね~・・・という感じでしょうか。
まぁ私はいじめ要素とかあまり好きじゃないし、プレイしててちょっとしんどいな~と思いつつも、
いじめのシーンにリアリティがないので重さが伝わってこないんですよね。
あとなぜか再プレイでざくろちゃんをうざいと感じてしまったので、
おらおらお前らもっとやれや~ってなっちゃったんですよねw
ハッピーエンドのほうは好きでした。

あと、1~3章の伏線自体はよくできていたと思います。


4章以降のストーリーは単純に面白かったです。
今までの伏線が回収され昇華していく様。
そして、王道ともいえる熱い展開はプレイしていて十分に面白かったです。
ただ、本作のメインの要素である哲学が個人的にはイマイチでしたね。
私みたいな頭の悪い人にとって、キャラクターが論理哲学論考の本文を引用してあーだこーだいってるシーンとかって、
ほーんなんか頭いいこと言ってるな~っクソ興味ねえわ~って感じでつまらないんですよね。
頭のいい人や考察したい人にとっては格好のネタなのかもしれないのですが、
私みたいなアホな人にも理解してもらえる、あるいは興味を持ってもらえるような完成度ではなく、微妙でした。


作品全体を通して、私の感想はプロットは良いけれど哲学やらなんやらの要素は微妙、でしょうか。
そんな感じで自分にとっての「素晴らしき日々」というのは、
シスコンのお兄ちゃんが妹のためにがんばるおはなし、なんですよね。
哲学要素は興味を引かれるほど優れていると思えませんし、電波やあらゆる要素は薄味。
本作は伏線好きな人や、考察好きな人にとっては最高の作品なのかもしれませんが、
私みたいな一般人にとってはそこが微妙でした。以上。