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「少女グラフィティ」

2018,3, 23 / Win / ノベル / pure more


SEXの意味、教えてよ



【作品紹介】
「七夕の日、織姫と彦星はきっとセックスするんだろうね」

8月の祭りの日に打ち上がった花火を見て、彼女はそう呟いた。
東北の中心地の祭りに北山諒はたった一人で来ていた。
2年前にある事件によって死んでしまった恋人を偲ぶために。
だが、偶然出会ったクラスメイトの国見佐彩とある事からセックスをしてしまう。
暗がりの公園の林の中、花火で照らされた彼女の顔はひどく悲しげに見えた。

祭りが過ぎてしばらく経った頃、この街では小さな事件が起きていた。
市内の建物や公園に無断で落書きが描かれるという。
テレビで見たその事件の落書きの場所が死んだ恋人に関係があった事から、諒はその落書きを実際に見に行ってみる事に。
するとそこにはいつもの雰囲気とは全く違う佐彩の姿があった。





【感想】
ここのブランド(MORE系列)の作品の特長として、グラフィック方面が良いという点が挙げられます。
塗りが艶っぽくて良いだとか、エロシーンの構図が良いだとか、いろいろあると思います。
本作もその傾向が見られました。
なので、グラフィック関連に期待して本作をプレイするのであれば一定の満足感は得られるかと思います。



ストーリーはいつもと似たような感じの、思春期の少年少女のニヒリズム…ひねくれのようなおはなし。
極端にいうと、携帯小説のような話に感じます。
これが面白かったら文句がないのだけれど、なんでかなー毎回微妙なんですよね。
事件に関するストーリーは淡々としているし、ちょっとこじらせているヒロインや主人公の心理描写や変化も微妙で、
どっちつかずな感じなんですよね。
だから毎回微妙に感じてしまうのかなと。
もうすこし軸をしっかり固定して書ききってみたら面白くなったりするのかな。
けど作品の雰囲気は好きなんですよね、主に退廃的な雰囲気を持つエロシーンが、ですが。



スト―リーが微妙ゆえ、今作もいまいちかな~と思っていたのですが、
本作はキャラクターが魅力的でした。
特に朱美と佐彩が良かったですね~。
本作は結構雰囲気が暗め、というか退廃的なので、
朱美みたいな明るくて純粋なキャラは一層目立ちますね。
出てくるたびに癒されました。
また、個人的にですが、佐彩の主人公を呼ぶ時の「アンタ」がツボでしたw
アンタ呼ばわりいいですね。
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ということで、グラ良し、エロよし、キャラよしと、個人的な満足度は比較的高いのかなと。
これでストーリーさえなんとかなれば、もっといい作品になるのだろうけれど、
今作までの流れを見るに、路線を調整することはなさそうですね…
逆にいえば、クリエイターたちが好き勝手作っているメーカー、とも読み取れるので、
好き勝手作って、もっと良い作品が出ることを祈りたいですね。
あと、主題歌が良かったですね、妙に印象的でした。