
「RIDDLE JOKER」
2018,3, 30 / Win / ノベル / ゆずソフト
全てを暴け―
【作品紹介】
かつては「超能力」と呼ばれていた不思議な力。
その神秘も、20世紀末期に発見された粒子によって解明され、
今では超能力は「アストラル能力」と、
そして超能力者は「アストラル使い」と呼び名も変わった。
そして超能力者は「アストラル使い」と呼び名も変わった。
在原 暁 はそんな世の中で、平穏な日々を過ごす、しがない一般人。
だがそれは、偽りの姿。
何を隠そう 在原 暁 は、
アストラル能力を使って活動する秘匿組織エージェントだった!
アストラル能力を使って活動する秘匿組織エージェントだった!
そんな彼に下された新たな指令。
アストラル使いの集う学院に、学生として潜入をせよ!
妹である 在原 七海 と共に、学院への潜入を果たし、
無事にクラスに溶け込むことも成功した彼は、
三司 あやせ や 二条院 羽月 といったクラスメイトや、
先輩である 式部 茉優 とも仲を深めていく。
先輩である 式部 茉優 とも仲を深めていく。
怪しまれることもなく、任務は順風満帆。
――と思いきや、予期せぬ事態に巻き込まれ 三司 あやせ に正体がバレてしまう!
そして同時に知る、彼女の抱える大きな秘密。
なんと、彼女の胸はパッドだったのだ!
誰にも言えない秘密を握り合った、少年と少女。
その出会いが、2人の運命を大きく左右させていく――
【感想】
どこかでも述べたような気がしますが、
私はゆずソフトの作品と相性が良くありません。
私はゆずソフトの作品と相性が良くありません。
そのため、自主的にプレイすることはあまりなく、
今回はスルーしようかなと思っていたのですが…
今回はスルーしようかなと思っていたのですが…
某動画サイトにあがっていた本作の実況動画が結構面白くてね、
実況動画が面白いだけであって本作自体は普通だろ~と思いつつ、
つい負けちゃったプレイに至ったって感じですね。
つい負けちゃったプレイに至ったって感じですね。
さて、ま~いつものゆずソフトで感想は終わってしまうのですが、
それだと味気ないので、
それだと味気ないので、
気になった点についていくつか述べていきたいと思います。
まずひとつめはストーリーについてです。
えーと、端的にいうと主人公がライターの都合に踊らされていてかわいそうだと感じました。
本作のストーリー展開、個別ヒロインのルートへと分岐する際の展開の大半が主人公の凡ミスによるものです。
ここで主人公無能すぎだろ~とは思うものの、よくよく考えてみると、
これってライターがストーリーを都合よく展開するために行われたものなんだろうなと感じました。
そう思ってしまうのは、
主人公の設定からそのような凡ミスはする可能性は低いという推察からなります。
主人公の設定からそのような凡ミスはする可能性は低いという推察からなります。
まず本作の主人公は秘匿組織エージェントに所属しており、
任務は妹とコンビを組んで行っています。
任務は妹とコンビを組んで行っています。
このことから考えられることは、主人公は技能レベルの高い組織において、
妹とコンビを組むことで十分に任務を達成できる技能や実績を持っているということです。
学園への潜入捜査も妹とコンビを組んでとのことですし、
上司が父親といえど、秘匿組織で温情をみせることはあまりないでしょう。
上司が父親といえど、秘匿組織で温情をみせることはあまりないでしょう。
(実際は個別シナリオでちょろちょろあったが)
そういった背景を想像できる主人公が、
んな簡単なミスしねえよ~ライターが都合良いからって捻じ曲げてるよ。
んな簡単なミスしねえよ~ライターが都合良いからって捻じ曲げてるよ。
と思ってしまうのですよ。
仮にこの展開が、ライターの都合による主人公の捻じ曲げではないにせよ、
主人公に対する印象が悪くなる展開なので、
あまり優れた展開の方法ではないなと思います。
あまり優れた展開の方法ではないなと思います。
いずれにせよ、この展開の方法は最悪でした。
こういう展開をしてしまうが故、主人公に良い印象を抱くことができませんでした。
そして本作は主人公が能動的に動くことが多いです。
つまりは主人公が目立つわけですね。
つまりは主人公が目立つわけですね。
影が薄い主人公だったら上記の点は目をつぶることができたかもしれませんが、
結構目立つので余計に印象が悪くなり、それが個別シナリオにまで影響を受けてストーリー等を楽しめることはできませんでした。
結構目立つので余計に印象が悪くなり、それが個別シナリオにまで影響を受けてストーリー等を楽しめることはできませんでした。
こういうへまをする展開にするのであれば、
主人公を一人前になったばかりの新米とかにするとか、
主人公を一人前になったばかりの新米とかにするとか、
ある程度ユーザー側に許容できる設定であれば、
目をつぶることもできたんでしょうかね。
目をつぶることもできたんでしょうかね。
ふたつめはメインヒロインの声優である沢澤砂羽さんですね。
私は声優に対してあまり関心はなく、
演技の上手い下手とかはあまりわからないのですが、
演技の上手い下手とかはあまりわからないのですが、
そんな私でもこの人はすごいと思った声優が二人います。
ひとりは「My Merry Maybe」のメインヒロインを演じる松岡由貴さん。
もうひとりは「無限煉姦 ~恥辱にまみれし不死姫の輪舞~」の主人公を演じる葵時緒さん。
松岡由貴さんは複数のヒロインを演じるのですが、
そのキャラごとの機微な変化を演じており非常に素晴らしいと感じました。
そのキャラごとの機微な変化を演じており非常に素晴らしいと感じました。
葵時緒さんの演じる主人公は、
作中で時間が経つごとに性格が変わっていくのですが、
作中で時間が経つごとに性格が変わっていくのですが、
その変化を声からも感じることができて、
あ~こいつぁスゲエやと実感したものです。
あ~こいつぁスゲエやと実感したものです。
そして沢澤砂羽さんですが、上記のベクトルでの演技の上手さではないのですが、
キャラクターを崩す(=二面性を演じる)のが結構上手なのかなと。
きっかけはとある記事で、沢澤さんはキャラを崩すのが上手い~(略)と書かれていたことです。
その時はふーんって感じだったのですが、
本作の沢澤砂羽さんが演じるヒロインはキャラ設定上、
露骨にキャラを崩しに来ています。
本作の沢澤砂羽さんが演じるヒロインはキャラ設定上、
露骨にキャラを崩しに来ています。
その時の演技が結構うまいなと思いました。
そんだけです。
あとはSD絵がよう動くな~とかコンフィグとか設定周りは良いよねって話がありますが略。
総合では特にやる必要もなく、ストーリーに難ありなので凡作相当になるでしょう。
コメント