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「恋と選挙とチョコレート」
2010, 10, 29 / WIN / ノベル / sprite

黒板消しの匂い、夕暮れの雲。きみの声を今でも、思い出せる。



【感想のようなもの】
いきなりですが、基本私は絵が良いという理由だけでゲームを買うことはありません。
なぜなら途中で満足して飽きてしまうからです。
でも、本作はプレイしたかったんですよね。でも絵だけが購入動機だとなぁということで他にも良さそうな動機を探してみたらいい声優さんがいるじゃあありませんか。
杏子御津さんとスミレさんがいました。
私はこの二人が結構好きでして、最近プレイしていても聞くことがないし、久々に聞きたいなと思い購入に踏み切りました。

絵はある程度良かったし、目当ての声優も堪能できましたし、とりあえずは良かったのかなと。
問題はストーリーないしシナリオ方面なのかなと。
本作のシナリオないしテキストですが、どうにも軽いのですよ。
読んでいると頭が悪くなりそうな感じでしたね。
んで、これどうにかならないもんかなぁってシステム面にいったら文字のフォントが変えられるじゃないですか。
元のゴシック体から手書き(だったかな?)に変えてプレイしたらあら不思議、今までの不快感がまったくなくなりました。
軽いテキストにお堅いゴシック体のフォントが合っていなかったのでしょうね。
私は基本フォントを設定できるとしても基本的にはデフォルトのままで、今まであまりフォントを気にしてませんでした。
でも変えてみると合うフォントもあるんですね。これはちょっと勉強になったかも。
で、フォントを変えてからは結構スラスラとプレイが進んで結構良かったんですよね。
でも強制オートだけはやめてください。製作者のこだわりを見せるのはいいのですが、押し付けるはやめてください。
まぁストーリーは褒められたものじゃないけれども、たまにはこういった購入動機でゲームを買うのもいいのかな、とか思いましたね。
しかしまあ、他所の萌えゲーと比べて優れているところもないので、凡作としておきます。

【全然関係ない話】
ということでまぁ元は取れたのかなとか思ってCランクにしていたのだけれど、最近思うことがあって。
自分が評価をする際には実は60点(Cランクギリギリ)から色んな要素によって増減させて最終的な点数からランク付けしています。
なので、よほどのことがない限り減点とかはしないので、大体微妙な可もなく不可もなくな作品でも60ギリギリでCランクになっちゃうんですよね。
ちょっとこれ自分でも甘すぎるよなぁとか思って、色々と評価の仕方を調整すべきなんだろうなとかふと思いました。

総合評価:D (凡作)