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「円交少女 ~陸上部ゆっきーの場合~」
2015, 5, 29 / WIN / ノベル / Frill

サポ希望。お金と、体と、私のこれから。



【作品説明】

「ゆっきー、いま暇なんだよね?
 お願いだよ、わたしのこと助けてくれない……?」

陸上部のホープであった悠希は、ケガにより全国大会への出場を断たれてしまう。
その気晴らしにと遊びに来た渋谷で、中学時代の友人・真子に再会する。
その真子から、ホストの売り掛けを返済するために協力して欲しいとお願いされるのだが……?

【ストーリー】
ストーリーを見てもらえば分かるように、本作はひょんなことから円光を始めてしまう陸上部のゆっきーという主人公のお話になります。
一見円光というシチュエーションだけのゲームなのでは、と身構えましたが、そんなことはなく、ストーリーもなかなかよかったです。
最近はシチュエーションだけでヒロインが陵辱されるだけの豚にしか見えないゲームである場合が多いですからね。
その中でも本作は中身がしっかり伴った良いゲームでした。
本作は、端的にいうとゆっきーというキャラが円光を通して何を思うか、考えるかというところが主になっているのかなと。
ここらへんは他所様が熱く語っているので省略しますが、とりあえず本作はその描写が結構良かったかなと。
最近にあるがちな過剰な心理描写はあまりなかったかのように思われます。
どちらかと言うとある程度だけ書いて、残りは行間を読んだりプレイヤーに委ねたりと言った感じになるのでしょうか。
過剰な描写があまり好きではない私にはちょうど良かったです。

【CG】
CG枚数は23枚ですね。
ちょっと使いまわしが多いです。が、特には気になりませんでした。
というのも、使い回し方が上手いんですね。
本作では背景や服装を変え、プレイ内容を全く変えているんですね。
なので、使い回しで似たようなプレイか~と感じること無く新鮮に使い回しのCGを楽しめました。

また、本作にはバルーンウィンドウモードというシステムが搭載されています。
極端に言うとテキストウィンドウが吹き出しみたいになった感じですね。
これは前作の聖娼女でも用いられてたので今更言及するのもアレですが、一応。
結構期待したのですが、ちょっとがっかりでしたね。というのもバルーンが右から順に出てくるだけなのです。
私としてはバルーンがCGや立ち絵の時に臨機応変に出てくる場所が変わると思ってプレイしたものですから。
右から順に出てくるだけじゃ対してメリットが無いし、もうちょっと絵の構造に対して適切な表示の仕方があると思います。
例えば、心情を表すときは曇りの枠にして横書きとか。色々有ると思います。
また、前作ではバルーンか否か、変えられたらしいですね。本作では固定なようで。
制作サイドは是非バルーンウィンドウを体験してほしいと強制にしたのかもしれませんね。
フルプライスでそういうエゴを押し付けられたら減点かもしれませんが、まぁロープライスでならいいのかもしれませんね。

【感想】
良かったです。
最近はこういった18禁たる設定で読ませてくる作品というものあまりないですからね。
絵も満足でしたし、値段以上の満足は得られたかと。
ていうか、これ私だけかもしれないけど、ラストが黒田っぽいんですよねw
分かる人には分かっていただけるかもしれませんが…w
また、テーマソングであるnullという曲ですが、これ、ぶっちゃけ怖いです。
正直あんまり聞きたくないです。ていうか二度と聞いてないです。
初めてゲームの曲で聞きたくないって思いましたね、それだけ本作を象徴する曲ということで評価に値するかと思われます。
良作に近い佳作ですかね。とりあえず買って損はしないと思うので、気になる方は是非。

総合評価:C (佳作)