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「如月真綾の誘惑」

2018,4, 27 / Win / ノベル / hibiki works



【あらすじ】
主人公の姉・真綾は、美人で人当たりも良い人気者。
自慢の姉であり、姉もまた弟のことが何より大切だった。

しかしあるきっかけを境に、元々イタズラ好きだった姉は、Hな誘惑までしてくるようになってしまう。
姉の行為は次第にエスカレートしていき、弟もまたそれに流され続けていく。

身近で魅力的すぎる姉との、淫らな関係。
欲望に正直でいられる毎日は、気に病むこともなく、ただただ気持ちよくて、幸せで。

大好きなお姉ちゃんとの、Hな日々が始まる――




【感想】
この作品のタイトルは「お姉ちゃんの誘惑」と読むそうです。
さて、原画が唯々月たすく先生で、姉モノということで興味を持った作品ですね。
まぁグラフィック目当てということで外れることはないだろうと高を括っていたのですが、
その考えは甘かったようです。


まずグラフィック。
相変わらず等身の高いきれいなキャラクターを描いており、そこは良かったのですが、なんかCGに魅力を感じないんですよね。
というかCGから姉の魅力やエロさというものが伝わってこないんですよね。
うーんなんでだろう?過去作と比較してみたりしたけれど、
ヒロインをでかでかと描きすぎたり、斜め構図が多いのが理由になるのかな?
立ち絵にはE-moteが導入されており、結構細かい動作を表現しています。
素直に良いなと思いました。
また、主人公と姉が会話をする際、状況によって立ち絵の位置が左右真ん中でシフトしていたのが印象に残っていますね。
姉が学校から戻ってきたときは右側、主人公と会話になったら真ん中にシフトするって感じですね。

思えば、ヒロインと主人公が1対1で会話する時って、
ヒロインの立ち絵って真ん中にずっといることが多いので、ちょっと珍しいのかも?

それが何かしら本作に影響を与えたのかと言われたら微妙ですが、
E-moteの併せることによってヒロインとの会話をナチュラル寄りにしたかったのかなと。
その試みは結構うまくいっていたと思います。


ストーリーはひたすら姉とHするだけのお話。
特筆することはないのだけれど、主人公がきもすぎる…w
ヘタレというか、なんなんだろうこれ、生理的に無理だった。
実年齢に対して精神年齢が幼いとでもいうのかな…

最初は特に問題なかったのですが、
こんな気持ち悪い主人公に姉もようやるよな~って感じで、
段々冷めていって主人公ヒロインともに魅力を感じることができませんでした。

やーまさかシナリオがくそ過ぎて台無しになるとは思わなかった。



あとは姉の声優ですかね。
ひそひそ声で話しかけてくるときとかは妙に蠱惑的で印象に残っています。
私は普段あまりボイスを気にかけることはないのですが、
象に残ったということはそれだけ良かったということの証左になるのかな。
とりあえずボイスは満足しました。


総合的には凡作-佳作の間というところでしょうか。
主観的な意見になりますが、キャラクターの魅力が命の本作において、
ヒロインに魅力を感じることができなかったのが致命的でしたね。
唯々月たすく先生でE-mote搭載の作品て、これだけってわけでもないですし、
いかに姉という属性に価値を見出せるかによって評価は変わるのかな。
個人的には、たすく先生の姉キャラに興味がある方以外はプレイしなくてもいいって感じですね。