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「ぜんがく!~全裸登校週間特別対策合宿~」

2017,9, 3 / Win / ノベル / 4H



【作品紹介】
全裸登校週間。それはその名の通り1週間全裸で登下校をしなければならないという、名門日本第一学園に伝わる伝統行事。
しかし、この春入学したての新入生が、いきなりそんな行事に参加できるはずもなく…
事前の心構えや、異性に対する慣れ、裸で外に出られるようになる訓練を積むための合宿を行うこととなっていた。
それが全裸登校週間特別対策合宿、通称”全裸合宿(ぜんがく)”だった!!

落ちこぼれ系男子の主人公、真澄クリスも、期待と不安に胸を踊らせながら、山奥で行われるその合宿に参加することに。
たった1週間で全裸登校への対策を身につけなければならないとあって、その内容はまさに荒療治。異性への耐性を付けることが急務だということで、様々な羞恥訓練を叩き込まれることに!
更にクリスは、ずっと憧れていた"完璧過ぎるお嬢様"天峰有栖と、この合宿で羞恥訓練と生活をともにするパートナーになってしまう!

恥ずかしい制服に着替えさせられたり、お互いの服を脱がしあったり、秘部を観察したり、裸で外に出てみたり……
憧れの美少女と行う数々の羞恥訓練!
あまりにも都合の良い状況に、天にも昇る心地だったクリスだったが──!?






【感想】
ヒロインが高飛車のSだったっていう設定いらなくないか?
さて、サークル4Hは露出や羞恥に特化した作品を作る同人サークルです。
このサークルのシリーズのひとつに『全裸登校』シリーズというものがあります。
文字通り1週間全裸で登下校をしなくてはならないという、主人公たちが所属する学校の伝統的な行事のことです。

このシリーズは複数出ていますが、ストーリー等がつながっているということはありませんので、本作からプレイしても問題はないです。
本作では、過去作をやっているとにやっとなるシーンがちょっとある程度ですね。



さて、このシリーズも結構やってきたのによういろんなネタを思いつくなと感心した、というのが本作の率直な感想になります。
要素は露出と羞恥ですが、どちらかというと羞恥のほうが強いのかなという印象。
同学年の異性の恥部の観察、服を脱がしたりしてカラダの観察~というのが強く印象に残っていますね。
また、本作では服を脱がせあうシーンでP&C形式になったり、ヒロインが主人公を興奮させようとするシーンで選択肢が時間制限式になっていたりと、
ゲームデザイン面において進化しています。こういう点は非常に好ましかったですね。
シナリオも1M以上ということでボリュームもありますし、立ち絵における演出面も全裸でおっぱいが揺れるシーンで、おっぱいを動かしたりとちょっと頑張っていました。
グラフィックやBGMは普通ではありますが、特別悪くはない感じですね。


私は同学年同士で性の知識を深めていく~みたいなシチュエーションが結構好きです。
それに加え、本作では様々な点で進歩点がみられています。それゆえ、これは名作になってもいいんじゃないかと思ったのですが…

ヒロインの性格が問題だったんですよね。
このヒロイン、ただの大人しいお嬢様だと思いきや、実は高飛車のS気溢れる性格だったんですよ。
個人的な意見を言わせてもらうとそういった性格は嫌いじゃないどころか結構好きなところもあります。
けど本作のシチュエーションとは合わなかったんじゃないんですかね。
こういう性格をしていると羞恥が恥辱になっちゃうんじゃないかなーと思うんですが。

あと、個人的なことを言わせてもらうと作中で結構うざかったw
本人がクズなくせに、主人公のことすぐクズ扱いしてくるし、ようそんなこと言えるなって感じででした。
作品のストーリーとしては全裸登校の訓練を経て少女の成長を描く…という風にしたかったのでしょうが、
羞恥から始まる普通の恋愛モノ(全裸登校訓練みたいな)とかでもよかったような気がします。
ていうか、サブヒロインの紗奈ちゃんをメインヒロインにしたほうがよかったような…w


結論として、ヒロイン以外は満足できる作品でしたね。
正直なところ、もうサークル4Hはいいかなぁ~って思っていたのですがその思いを吹き飛ばしてくれるいい作品でした。
今後も楽しみですね。