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「遊郭に売られた俺の彼女」

2017,2, 28 / Win / ノベル / めくじら




【商品紹介】
▼粗筋概要
【剣術小町編(出会い編)】★ミステリーモノ

盗賊と剣術小町が出会い事件を通じて恋に落ちる話

【女郎編(寝取られ編)】 ★寝取られモノ

剣術小町が女郎へと転落して、寝取られまくる話


▼本作の拘りの一部紹介

・【二部構成による長編】 :「出会い編(剣術小町)」と「寝取られ編(女郎)」の二部構成による長編物語

・【ヒロインの変化】 :性とは無縁だった剣術小町が淫乱な女郎へと堕ちていく過程をお楽しみいただけます。
客に抱かれ、寝取り男に調教されることで、
最初のヒロインからは想像もつかない淫乱彼女へと変貌を遂げます。

・【ヒロインは処女】 :ヒロインは堅物な剣術小町なので、男性に疎いピュアな処女娘。
※寝取り男達の誰かに処女膜を破られます

・【彼氏の目の前で】 :主人公(彼氏)が遊郭で下働きすることにより、
「目の前で」寝取られるという異常なシチュエーションが多々あります。

・【べろちゅー】 :べろちゅーしまくります。

・【複数人の寝取り男】 :男の数だけ「性癖」「性技」「ヒロインとの関係性」がある為、
寝取られプレイの趣向も男によって多彩に変化。
※ただし、プレイの半分以上が「ある男」に割かれております。

・【ヒロインの髪型】 :苦手な方の為、「髷(まげ)」でのHシーンは一切なし!
※髷:時代劇でよく見かけるオデコ丸出しな髪形

・【ミステリー+寝取られ】 :前編にて「辻斬り事件の謎」を二人で追いかけます。ミステリーモノとして前編もお楽しみ頂けます!

・【彼氏と彼女の関係描写】 :2人の出会いから恋に落ちるまで、交際してからを丹念に描写。寝取られた後の二人の関係性の変化もお楽しみ頂けます。

・【美麗なCGの数々】 :絵師「汰尾乃きのこ」による一切妥協のない高品質なCG!

などなど……

「拘り」抜いた寝取られ物語をお届けいたします!




【感想】
俺はこういうのを望んでいたんだよな。
上記の商品説明のところにも書いてありますが、本作は二部構成となっています。
一部は盗賊と剣術小町のヒロインが出会い、ある事件を解決していくミステリー。
そして、二部でヒロインが遊郭に売られてしまい、女郎となり寝取られていく…という話の流れになります。

こんなこというのも変な感じがするのですが、今主流な寝取られゲー(間男とヒロインの間の描写を細かく丁寧に書く、過程に重きを置いた作品)
が好きな人にとっては本作は微妙に感じるかもしれませんね。
というのも、本作はその過程の描写にそれほどボリュームを割いてはいませんから。
じゃあ本作はどの部分に力を入れているのか、それはストーリーと寝取られの融合にあるのではないでしょうか。

本作は後半になった際、主人公がヒロインをどうにかして助けようと模索します。
そうしている間にヒロインが段々と染まっていき、主人公との関係にも変化が生じていく...
寝取られのためにストーリーがあるのではなく、ストーリーのために寝取られがあるとでもいうんですかね。
確かに、本作の主な要素は寝取られになるのですが、単なる寝取られではなく、寝取られがなにをもたらすのか、それを目指した作品のように感じました。

また、ストーリーの構成も非常に良く感じました。
一部でヒロインの魅力を描くことで、後半の寝取られをのダメージを強くすることに成功しています。
同時に、一部がミステリー仕立ての作品であるがゆえに、ストーリー主体で物語を展開することができるため、純粋にプレイしていて面白いですし、
なにより剣術小町なヒロインの強気な性格を効果的に見せることができますからね。
ぶっちゃけ、このヒロインが普通の寝取られゲームに登場してたら、ただウザイだけになっていたかもしれませんからね。
ドキドキハラハラするような展開あるからこそ、強気なヒロインが気高く見えたり、主人公とヒロインの関係性が特殊なものになっていくわけです。
そこで後半に寝取られですからね。
いやー久々に寝取られでやられたなって感じでした。
寝取られに必要なのは丁寧な描写じゃなくて、ヒロインの魅力なんだよな~って再確認しましたね。

また、本作は遊郭が舞台に移るということで、遊郭の中の描写も多々あります。
主な部分は女郎同士の会話等になります。こういったシーンはちょろっと描かれるだけですが、
遊郭内のどろどろした感じやらとそういったものが感じられて普通に面白かったですね。
本作は寝取られゲーにはなりますが、「寝取られ」だけを描くのではなく、
ミステリーパートや遊郭の日常シーンなども含まれており、個人的には好印象でした。
自分が「寝取られ」そのものを描く作品よりも、こういう寝取られがストーリーの要素として用いられるほうが好みっていうのもありますが。

あと、本作はマルチエンディング形式となっています。
ルートによってヒロインの最後が結構異なってきます。
あの強気で気高いヒロインがどんな最後を迎えるのか。その様々な最期を見れたという点で、これも良かったですね。
公式HPでも書かれてますけど、本作は主人公とヒロインの関係性に重きを置いた作品なんですよね。
そのため、上記のような構成にしたのでしょう。その目論見は成功していたように思えました。



エロシーンも結構好みだったかなと。
徐々にヒロインの体を開発して、最後でオトすみたいなのが王道になるのでしょうが、個人的にそれに面白みをさほど感じません。
本作はそういったシーンのみではなく、スカトロのシーンだとか、48手の御所車とか、足舐めだったりとシチュエーションが豊富だったため、どれも新鮮に味わえました。

あとはグラフィック関係ですね。
ヒロインの肌色がすげーエロイんですよ。若々しくて健康的な素肌とでもいうんですかね。
日頃運動している若い女性の肌って感じで、いやほんとすごかったw
エロゲをやっていてエロいと思うことは幾多もありますが、素肌を触ってみたいと思ったのはこれが初めてですねw
それくらい良かったです。
そして、ヒロインの表情も良かったです。序盤は嫌々な顔をしてるんですが、堕ちた後とかの顔は普通に楽しんでる恍惚とした表情がたまりませんでしたね。
御所車のシーンとかすごい楽しそうで最高でしたね。



いやー久々にアダルトゲームで心底楽しめたな?って作品でした。(戦国の黒百合があったけど)
個人的に大満足でした。
今主流の寝取られゲーが好きな人にはちょっと合わないかもしれませんが、
私みたいな寝取られが要素として活かされている作品が好きな人にはおすすめできる作品でした。