2017, 5, 26 / Win / ノベル / frill
清純なマネージャーは、やがて心と身体のすべててを捧げる────
【あらすじ】
性奉仕と快楽に支配された日々が……、今プレイボール!
野球の全国大会への出場経験もある地元の名門校・箱峰学院。
1年生の 伊波咲 は、たまたま観戦した試合で興味を持ち、野球部のマネージャーになる。
面倒見が良く親切な先輩マネージャーの 栗宮希実 や、爽やかな野球部員たち。
これから始まるチームメイトとの青春の日々を期待し、胸を躍らせる咲だったが……
「部員が万全の状態でいられるように何でもケアするのが、マネージャーよ」
そこに待ち受けていたのは、汗と肉欲の伝統だった。
汗臭い部員たちを労るため、当たり前に行われる性処理係としての活動。
所構わず行われる性奉仕は、処女だった少女に忠誠と快楽を植えつける。
歪んだ伝統に翻弄されながら、やがて咲は心と身体、全てを部員たちに捧げていく……
(getchu.comより引用)
【感想】
率直に言うと面白かったです。
これ、前作の『最凶ヤリサー』とライターや原画が同じ人らしいですね。
プレイした後に気づきました。
前作がまぁつまらなかったので、もしこれをプレイする前に知っていたらこの作品をやることはなかったでしょうね。
さて、あらすじを見てもらえば分かる通り本作は名門の野球部のマネージャーになったヒロインが部員の性処理・奉仕までもを担当することになって…というお話になります。
正直なところ、単なる陵辱ゲーというか、また頭がゆるいヒロインがヤられるだけやろとか思っていました。
しかし、その予想はいい形に裏切られる結果となりました。
まずヒロインが性奉仕に慣れていくまでの家庭が良かったかなと。
単に陵辱されていくだけではなく、段々と性奉仕に慣れていき、
最終的には『男の子ってほんとにちょろくてかわいい♡』みたいな感じになっていく様はプレイしていて非常に面白かったですね。
ここらへんはシナリオが良かったというよりは、作品の設定や雰囲気が非常に有効に作用していったように思えます。
というのも、本作ではこういった性奉仕をすることが当たり前というか、誰もおかしいと疑わないんですよね。
つまりは倫理観がガバガバな作中設定となっているわけで。
こういった設定というのは個人的にはある意味エロゲやエロ漫画らしい作品だと感じるわけでして、なんていうかプレイしていて久々にエロゲらしい作品だよなと実感しました。
そういった設定があるからこそ普通に堕ちていく・性奉仕に慣れていく過程にも面白みがあるのかなと。
そういった過程がありつつも、ストーリーはなんか最終的にイイハナシダナーで終わるので、ますます何だこの作品はwとなるわけです。
淫靡な淫猥ことをしつつも最終的には青春のような爽やかさを同時に感じることができます。
こういった点も好印象でした。
グラフィックに関してはまぁヒロインが可愛いですしエロいですし文句はないのかなと。
テキストの表示形式はバルーンテキストで、まぁ端的に言えば吹き出し形式ですね。
ここは昔の作品と変わらないのですが、本作では新たに擬音がアニメーションっぽいカンジに表現されます。
これによってエロシーンの臨場感というのは増したのかなと。前作より進化していましたね。
今後にもこういった点については改良を重ねていってほしいですね。
総合では小粒ながらも良作といったところでしょうか。
単純にプレイしていて楽しいと感じる作品でした。
『円光少女』といいfrillはロープライスの割にいい作品を出すことが多いですね。
このクオリティを維持しつつミドル以上のボリュームで仕上げてくれれば文句ないんですけどね。
総合評価:B (良作)
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