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「恋がさくころ桜どき」
2014, 6, 27 / Win / ノベル / ぱれっと

女の子と、恋をしよう。



【あらすじ】
恋ができない おんなのこ  恋に興味すらない おとこのこ
そんなふたりが恋におちたら、世界はどう変わるんだろう
季節は花時、桜どき。
出逢いと別れと、木の芽どき。
美颯学園に通う2年生、浅葉悠真はこの日も憂鬱だった。
自分に懸けられた、21,000円(税込)の懸賞金。
とある仕事の手伝いで女子たちから恋の悩みを聞くようになった悠真は、
その面倒見の良さから自分が恋される側、“恋の賞金首” として狙われることになってしまう。
彼が受ける恋の相談は様々だ。
嫉妬や浮気、切ないものからドロドロしたものまで。
多くの悩みを聞くうちに、悠真は恋に対して憧れを抱くことはなくなっていた。
ある日、そうした彼の元に謎の少女が現れる。
彼女は恋をしたことがない。 でも、それが素敵なことだって信じてる。
そんな少女の、ちょっぴり変わったおしごと。
恋をしませんか?
あなたの恋を叶えてみせます、恋の妖精の名にかけて――




【感想】
本作はノベルタイプのADVで一般的な萌えゲーと同様、共通→各ヒロインの個別シナリオというストーリーを取っています。
分岐は選択肢によるもので、好感度を積み重ねることによる分岐というよりも、とある選択肢ですぐに分岐する形となっています。

さて、まず本作の良いところですが、グラフィック関係が良かったです。
CGでは目パチがあり、立ち絵ではキャラと背景(例えば、扉とか)が動いたりします。
そのため、キャラが部屋から出る場合などは立ち絵と背景の扉が動き、退出する動作を表現していました。
私は基本的に動かせるものは動かして欲しいタイプなので、こういった細かい演出に対しては好感的です。
まぁ、最近のノベルゲーではこういった演出も珍しくはないため、大きな特徴とは言い難いのですが、プラスであることには違いないでしょう。


次に、悪いところやイマイチな点についでですが、まずCGの枚数はちょっとイマイチでしたね。
CGの枚数は101枚ですが、SD絵が31枚あります。
そのため、CG枚数自体は70枚程度と、フルプライスにしては少なめであるように思えます。

また、そのCGの使い方にも個人的には疑問を覚えました。
本作ではストーリーの転と結の間あたりにたくさんCGが割かれていました。
私はCGは盛り上がるシーンや強調したいシーンにおいて使うほうが良いと考えているので、本作の使い所自体は間違っていないと思います。
ただし、それはストーリー重視の作品の場合なのです。

本作がストーリー重視・或いはヒロインたちの可愛さや萌えよりもストーリーが良かったと言えるかと言われたら、
恐らく良いと言える人はあまりいないのではないでしょうか。
クリエイターたちがストーリーに力を入れたのでこういう配分にしたのならそれは間違いではないし、正しいのでしょう。
しかし、肝心のストーリー自体が大した事ないので、ストーリー上重要なシーンにそんなに力を入れられても、プレイヤー側としては微妙なんですよね。
そんなところに力を入れるならヒロインとのイチャラブの描写とかに割いてほしいなと思うわけで。
原画は和泉つばすさんということで、絵目的でプレイする人が大半だと思います。
そういう人たちにとってはちょいちょい微妙に思うところがあったのではないでしょうか。

まぁCGの使い方に疑問っていうよりも、あんま優れてないストーリーにそんなCGの使い方してほしくないなって感じでした。
CGの質自体はまぁ普通でしょう。あんまり記憶に残るCGがなかったのが残念ではありますが。


次に、ストーリーはあまり良くなかったかなぁ~。
共通ルートはわちゃわちゃして私好みではありましたが。
まぁ死神設定やらなんやら自体はまぁ良いでしょう。
他の一般的な学園モノと差別化しようとしたのかは分かりませんが、
ちょっと毛色が違う風にしようとしたところは悪くなかったんじゃないですかね…

どちらかというと、私が疑問に思ったのは妹のこなみや幼馴染と美桜のストーリーについてなんですよね。
一言で言うと、キャラ設定に頼りすぎでは?と
こなみのルートでは近親による葛藤等がテーマで、美桜ルートでは、男性が苦手であるという設定がテーマとなっています。
妹のほうはもうまんまキャラによる設定で適当にプロット作りました~ってカンジで、
美桜ルートではこういう設定があるからソレ関係でいいやみたいな適当さを感じました。

でもヒロインは可愛かったです。
一番はやはり夕莉ちゃんですかね。みんなもめちゃモテコーデしような。
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でももっと魅力的なのは葵さんと奈緒さんなんですよね。
攻略できるようにしてほしかったですね、ほんとに。


総合では普通ですかね。
絵目的ならやってもいいと思います。



総合評価:C (佳作)