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「GAOGAO! 2nd. パンドラの森」

1994, 4, 16 / PC-98 / コマンド選択型ADV / フォア・ナイン




【あらすじ】
西暦2xxx年、希代の天才科学者、ウォーレンの研究を引き継ぐ某国の研究機関において、
重大なバイオハザード(生態汚染)が発生した。その事故により外部に漏れた悪性のウィルスは、またたく間に全世界に広がっていった。
人類はウィルスに抗う手立ても見い出せないまま、ドーム都市へと逃げ込むしかなかった。

それから数世紀後、一つの事件が起こった。
ドーム都市の外に広がる樹海の中で、自然研究者の一家が獣に襲われたのだ。
奇跡的に生き残った二人の幼い子供達は、7別々の親戚へと引きとられていった。
事件から13年後、少年は少女と再会し、運命は再び彼らを樹海へと導いていく…。

(プレイングマニュアルより)


【感想】
本作はフォア・ナインから発売された『GAOGAO!』シリーズの第2作目となります。
前作との繋がりは科学者ウォーレンの存在くらいなので、本シリーズをここからプレイしても問題は無いのかなと思います。
まぁでも、最終作である『カナン』では『ラジカルシークエンス』も一部絡んできますので、できることなら1作目からやるのが望ましいのでしょうね。
そういえば書き忘れていましたが、本作はシリーズ物になっていますが、それぞれの作品で一応話は完結しています。(『カナン』を除く)
なので、どれからやってもある程度は楽しめますが、『GAOGAO!』シリーズの歴史を楽しむとなると全部やる必要があるという感じです。
イメージ的にはランスシリーズを思い浮かべてもらうと分かりやすいかと思います。


さて、前作のケモノ娘とドタバタ劇場とはうってかわって、本作はSFファンタジーのような感じになっています。
ようやく本作からストーリー重視の片鱗が見えてきた、と言ったところでしょうか。
本作ではケモノっ子、変異体と呼ばれる存在が生まれ・増加していく原因について語られていきます。
それと同時に、主人公自身のその両親の真実の姿にも迫っていきます。
この部分は非常に面白かったですね~。
前作をプレイしている前提だと、あんな平和だった生活と今の生活のギャップが非常にありますからね。
もうその部分に関しては気になりまくるわけです。
そして、その部分はストーリー展開上ペっと出てくるわけではなく主人公らの出生などにも関わってきます。
当然ではありますが、きちんとストーリーと密接な関係があるわけですね。
ストーリーを進めていくと主人公の出生と同時に、過去何があったのかが同時に分かっていくわけで、このへんはよくできていた様に感じました。

本作のテーマとして「主人公の成長」が挙げられていました。
そういうテーマもあってか、本作では主人公含め、特にヒロインとかはかなりひどい目にあったりします。
ていうか、シリーズ通してエロシーンに陵辱があるのって、これだけかな?
ストーリー上色々大変な目に遭いますが、それにめげずに敵に立ち向かっていくヒロインや主人公には心を打たれましたね。
主人公の成長モノとしても良くできていますし、それに加え、様々な設定が出てきて、それに関するシナリオも補完されていたので、SFファンタジーものとしても楽しめました。
エロシーンも比較的過激なものが多いですし、巷で評価されている以上に私は本作を楽しめましたし、好きですね。
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BGMもかなりいいんですよね~。
どの作品のが一番好きかって言われたら、私は本作って言いそうですね。
『ロイのテーマ』とか『ライラ』、『樹海』など、挙げたらキリがないですね。
サントラが欲しいけれど、入手は難しそうですね。


ゲームシステムはコマンド選択型のADVがとなっています。
本作の欠点はここですね。ストーリー重視の作品なのだから、テンポが重要になってくるのに、この部分がいまいちなせいでテンポよく進めることが難しいです。
まあそれでも前作に比べたら非常にましになった感じなんですけどね…本作唯一のマイナス部分でしょうか。


作品全体としてはかなり楽しめました。
ライラを始めとしてルシアなど各ヒロインも魅力的でしたし、ストーリー、BGM、グラフィクとどれも良かったです。
さて、次は3作目の『ワイルドフォース』、本作も楽しめましたし次も楽しめることでしょう。