_SL1500_
「ROOM NO.9」
2016, 9, 30 / Win / ノベル系ADV / パレード

ずっと友達でいたかった。 



【あらすじ】

目が覚めると、見覚えのない部屋にいた。
親友と二人、夏休みを利用して10 日間の沖縄旅行。
空港から送迎バスに乗り、二人で沖縄の風景を楽しんで――
そのあとの記憶はない。
ここはホテル? バスの中で眠ってしまった……?
しかし部屋の扉は開かず、 窓と思われたものは風景を映す液晶モニタ。
謎の密室の中、情報を求めて表示したディスプレイに映るのは
無機質で無慈悲な文章。
「あなたたちは行動分析のための実験対象として選ばれました」
この部屋から出るためには、毎日複数提示される課題のうち一つを選び
指定された内容の通りに達成しなければならない。
最低でも10 日間、10 回の選択。
選択肢は二つ。
自分の肉体を親友に傷つけさせるか、
親友の肉体を弄び、その心を傷つけるか。
残酷で過酷な選択に翻弄される二人がたどり着く結末は――




【感想】
男同士、密室、7日間。何も起きないはずがなく…
本作はBLゲームですので当然何も起きないはずがないです。
さて、本作はノベル系ADVということで、出て来る選択肢によって物語が分岐するマルチエンディング型のストーリー構造となっています。
ギャラリーとかでどのタイミングで分岐するかのフローチャートのようなものが見れたりするので、攻略自体は簡単でしょう。

ストーリーは思っていたよりも微妙だったかな
本作は登場人物がふたりしかいません。
そのため、異なるストーリーを見ることでキャラクターを多角的に捉えることができ、
意外な一面やギャップを感じることができるのかな~とか思っていたのですが、そんなことはあまりなかったですかね。
う~んまぁこれは私自身が腐女子じゃないからってのあるのでしょうw
しかし、受け攻めが変わることもあまりなかったような気がしますし…
密室という極限なシチュエーションでは、通常では見られない裏の顔とか本能ってのが現れると思うんですよね、そういうのがなくてちょっと物足りなかったかな。


また、本作は課題を選んでポイントを溜めるという目的があります。
そしてルールとして、ポイントを利用してテレビなどの娯楽品、タバコなどの嗜好品を購入することができます。
こういうのがあるとどうしても自分で選びたくなるんですよね~、どっちの課題を選んで進めていくか、
得られたポイントをどう利用するかとか。
せっかくのゲームで、具体的なルールがあるのだから、軽いSLGっぽい要素があっても良かったと思うんですよね。
ささっと脱出するにはどうポイントを管理していくかとか、体調とかも数値で現れて管理できたら面白かっただろうなぁ~。

プレイした感想としてはこのゲームは何がしたかったんだろうなということでした。
キャラクターも普通でしたし、ストーリー自体も特に優れているわけでもなく、心理描写が光るところもなし。
密室というシチュエーションを用意したにしてはなんだか生ぬるい感じでしたね。
まぁ実際こんなことがあったとしたら生ぬるいわけないんですけどねw
ゲーム内にはスカトロシーンだとか痛々しいシーンがあるわけですし、他のBLゲームに比べたらシーン自体は濃いはずなんです。
でもプレイした感想としては普通なんです。それはシーン自体が過激で、その状況下にいるキャラクターやテキストから悲惨さなどを感じ取ることができなかったからでしょう。
キャラクターの反応とか、なんだかリアルすぎて逆に地味に感じましたしね。それが良いという方もいるとは思いますが、
私はあまり良いとは思えませんでしたね。
あ、ちなみに私が一番きつかったシーンは500mL献血ですね。
私自身注射が非常に苦手でして、500mL?ってよく見るペットボトル一杯でしょう?とか想像しただけで貧血になりそうです。

まぁこんな感じですかね。
グラフィク枚数や差分、システム面は優れていたけれど、他は特にって感じのゲームでした。



総合評価:C (佳作)