d_093376pr

「 彼女達の誰かが寝取られた」
2016, 3, 26 / Win / ノベル系ADV / めくじら




【商品概要】
▼こんな方にお薦め▼▼
今作の特徴は、
【寝取られの愉しみ方】の一つである…
<【不意打ち】>をテーマとした作品となっております。
従来の<【どのようにして】寝取られる>のか――
はもちろんのこと…
物語を進めるにつれ
一体<【誰が】寝取られる>のか――
誰が寝取られるのかわからない【緊張感】と
寝取られ発覚後の【不意打ち感】による
「寝取られ」の興奮を愉しんで頂けるように
努めた作品となっております。

▼▼システム▼▼

・【ザッピング】システム

 3人の彼氏(主人公)の視点を切り替えて話を進める事で、
 3組のカップルの恋愛事情などを知りつつ、
 「誰が寝取られる」のか後半までわからない作りとなっております。

▼▼特徴▼▼

・フルボイス:ヒロイン【3】人

 貴坂理緒(恵那役)
 愛枝今日子(千秋役)
 渡会ななせ(ひのき役)

・基本CG枚数:【14】枚

・CG鑑賞モードあり
・シーン回想モードあり
・おまけモードあり
・Hシーン時【バック音声】完備
・選択肢分岐型マルチエンディング


▼▼注意▼▼
・本作は全てのヒロインの寝取られを保証するものではありません
・寝取られないヒロインが存在する事で、
 「誰が寝取られるのか」をお楽しみ頂けます。




【感想】
いきなりですが、みなさんは寝取られは好きですか?
私は寝取られ自体は好きですが、
寝取られゲーは正直なところ好きというわけじゃありません。
それはなぜか、
寝取られゲーはプレイする前から寝取られるということが分かっていますからね。
正直、寝取られることが分かってて寝取られゲーやるのってアホくせえなって今でもふと思ってしまいます。
もちろん、寝取られゲー自体を否定することはありません。
寝取られる過程の心理描写やプロセスといった点を楽しむという方法もありますからね。
ですが、主観的な意見を言わせてもらうと私はプロセス重視ではなく結果重視の人間なんですよね。
私は寝取られというのは主人公が知らないとことであれやこれをされて、
その結果を叩きつけられるインパクトがあってこそだとおもうのです。

しかしながら結果派というのは現在では少数な気がします。
昨今のアダルトゲーム、陵辱や寝取られの有無はもちろんのこと、
具体的なシチュエーションまでも事前に提示していますからね。
このような状況が増えていることから、不意打ちによる寝取られなどといった、インパクトを与えてくる作品というのは絶滅しているのではと思います。
(というかもう最近は予想外の情報が入ってくるだけで炎上モノだよね~、
勝手にこの作品はこういうジャンルに違いないとか決め付けて、自分の思い通りのものじゃなかったら怒るみたいな。
関係ないけど、今やっている『セイレン』ってアニメ、メインヒロインが合コンツアーに行く気だった~とか色々言っててクリエイターもよくこんなのでGOしたな~って思いましたね。
最近そういうのにうるさい風潮があるのにね。)


これは寝取られゲーにも言えるのではないかと思います。
私の印象ではありますが、ネトラレゲーは過程を丁寧に描写しましたとアピールをしているものが多いです。
たしかに、丁寧に描写をするというのは悪いことではありません。
でもどれもそんなゲームだと似たり寄ったりでゲームの多様性という観点からは非常に悪いような気がします。
せっかくなんでも許されるといった風土を持っていたアダルトゲームなのですから、
ゲームらしいシステムや、
作品イメージから思いもよらない様々な要素が含まれた作品があっていいはず。
それが同人ゲームという立場ならなおさら、ね。

さて、本作はいわゆる寝取られゲーになりますが、一般的な寝取られゲーとは異なります。
商品説明を見てもらえばわかると思いますが、ヒロインが3人いて、誰が寝取られるか分かりません。
これは発想の勝利でしょうね。
先程まではとある作品に対して寝取られの有無について着目していました。
しかし本作では寝取られがあるのが分かりつつも、寝取られる対象が分かりませんからね。
こうすることにより、従来の不意打ち寝取られのような感覚を与えることに成功しています。
これにより寝取られゲーであることを公表した際に生じる、寝取られへのインパクトが薄まる懸念事項をも回避することに成功しています。
現在のユーザーのニーズを考慮した上で、昔のようなインパクトを与えることができるこのアイデアはほんと素晴らしいと思います。
アイデアだけなら名作級ですね。

ゲームシステムについては一応ザッピング形式になるのかな。ザッピング形式の群像劇といったほうが正確か。
メインヒロインのそれぞれの彼氏からの視点で読み進めていく感じ。
各ヒロインのpart 1をそれぞれ好きな順で読んで、その後part2が公開されて…と読み進めていきます。
途中でヒロインに対するクイズが出されますwこれはあんまり意味がなかったかな…
一応、各視点で得られた情報を整理でき、このヒロイン怪しくな~い?みたいに焦らしてくるので、演出的な意味では良かったかな。
ゲームデザイン的にはちょっと微妙。


肝心のストーリーは普通ですね。
寝取られのプロセスや心理描写も別に褒めるところはないですね、ここがもうちょっとよかったら名作に間違いないのですが…
私は寝取られにおいてもっとも重要な要素の一つとして、カップルがこの組み合わせ以外考えられない!と思わせるくらい魅力的にヒロインと主人公を描写することがあると思っています。
本作ではヒロイン側になんだか魅力を感じなかったんですよね。
なんかアホな感じだったし、寝取られても残念でもないし当然って感じでした。
印象的だったのはむしろ主人公、男性側だったかな。
よくありがちな寝取られゲームの主人公みたいなヘタレっぽさが随所に現れている主人公らなのですが、
このままじゃダメだ~っつってちょっと頑張ろうとする姿勢が青臭くて、なんだか良かったです。


アイデアだけなら名作、肝心の中身が普通すぎるということから総合では良作か佳作といったところでしょうね。
しかし、大きな工夫が見られない寝取られ同人ゲームが蔓延しているなか、本作のような作品が出たことはほんといいことだと思います。
この作品を皮切りに、様々なかたちの寝取られゲームが出ることを期待したいですね。


総合評価:C (佳作)