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「アマツツミ」
2016, 7, 29 / Win / ノベル / purplesoftware




【商品概要】
前作 『クロノクロック』 から引き続き、原画・克氏&月杜尋氏、
シナリオ・御影氏が手掛ける新作!
世界観を踏襲している部分もあり、主人公は口にした言葉を実現させる “言霊” という超常的な能力を有している。
“行動の強制” や “認識操作”、“エッチでヒロインを非常に感じさせる” こともできる素晴らしい力だが、その代償として自らの命を削ってしまう危険な一面も……。
それでも自分の思うまま生きたいと考える主人公と、
彼を取り巻くヒロインたちの物語となっている。
涙を誘うクライマックスも想像できるが、
基本的には学園イチャラブ! エロさも増し増しの期待作 !!



【感想】
絵と雰囲気が良さそうなので買いました。
この作品、発売前に秋葉原のソフマップのとても大きな看板で宣伝されてましたね。
その時のイラストが非常にきれいでして。
宣伝に用いられる絵って大体キャラクターが集合しているだけのイラストだったりする印象があるのですが、
本作はCGがまんま用いられていて、そのグラフィックの綺麗さに目を奪われた感じでしたね。
アキバでいろんな看板を見てきたけど、本作のが一番目を奪われましたね。
写真を撮ってたら載せてたんですけど、残念ながら撮ってないので…
まぁ、ググればたくさん出てきますのでそちらのほうで是非。


さて、本作はノベルタイプのADVで、構造は大きなストーリーの軸に対して、個別にヒロインごとのストーリーがある感じとなっています。
一般的には階段方式だとか、脱落方式と言われているやつですね。
そのため、選択肢による分岐はほぼなく、
途中でそのヒロインのストーリーへ行くか否か程度となっています。

この構造によるメリットは~…と、そのまま書いていきたいのですが、
実はそういった面は本作の開発コラムで書かれているんですよね。
本作がどういった理由がこの構造にしたのか、
どういうコンセプトで成り立っているのかなど、
だいたいのことは書いてありますので見る価値は十分にあるのかと思います。
それゆえ、私は書くことがないという…

まぁなのでプレイした感想を適当に書いていこうかなと。
コラムの方に書いて有ることを簡潔に表しますと、
本作は「ストーリー性」と「Hシーン」「イチャラブ描写」を重視したかったらしいです。

ストーリー重視のために上記のような構造を取ったのでしょう。
更に詳しく言うと、本作は大きなストーリーの軸が各個別ヒロインのストーリーの連結によって成り立っています。
それによりヒロインのお話に分岐した場合にストーリーを重視したお話ではなく、イチャラブやエロを重視した作りにできるようになっています。


プレイした感想としてはクリエイター側の思惑というのは成功していたように思えます。
実際、エロシーンは各ヒロイン5、6回ずつと一般的な萌えゲー作品以上のボリュームとなっていました。
CGの枚数は、正直うろ覚えなのですが120枚程度はあったのかなと。
元の枚数が多いので、エロシーンが多いことによりストーリーで魅せるCG枚数のリソースを奪い合うことが無く、エロシーン以外でも視覚的に満足できました。

ストーリーの方はおもったより普通だったのかなと。
先程も述べたとおり、
本作のストーリーは各ヒロインのストーリーが連結したものとなっています。
その個別個別のストーリーは面白かったのですが、その積み重ね、主人公の行動により全体の大きなストーリーが成り立っているってわけじゃありませんからね。
そのため、最後までプレイしてもあまり大きなカタルシスはないです。
なので、私は本作をストーリー重視の作品として紹介することはないです。


グラフィック関係について
テキストが吹き出し形式で、立ち絵もちまちま動きます。
遠近を意識した立ち絵演出となっており、空間を立体的に捉えており好感が持てました。
目パチ口パチはなかった気がします、あったほうがいいように思えますけどね。
背景は相変わらずきれいですね。そして相変わらず水関係だけ動いてましたね。
本作は季節が夏ですし、田舎が舞台となっているため、作品の雰囲気作りの一端を担っているように感じました。
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まぁ大体こんな感じですかね。
私が減点方式で作品を評価する場合だったら、本作は高評価に違いないでしょうね。
ストーリー、エロ、キャラクター、グラフィックなどなど、どこをとってもマイナスになる要因はないですから。

最近(?)かどうかわかりませんが、まぁ一応最近としておきましょう。
(まぁ私が若輩者なので最近と感じるのかも分かりませんが)
最近のエロゲにはエロもストーリーも~と両方を求めることが多くなっている印象があります。
最近だと萌えゲ-とか、エロシーン4つくらいがデフォになってますし、萌え抜きゲーとかいう言葉も出てきてますし。
余談ですが、萌え抜きゲーとかいうワードが生まれ始めたのっていつぐらいなんでしょうね。
2011年くらい?詳しい方がいたら教えていただきたいですね。

そんなこんなでたくさんの欲望を叶えるためにエロゲメーカーも頑張っているんでしょうけど、
フルプライスのゲームと言ってもシナリオのテキスト量やCG枚数などのリソースっていうのは限られているわけで、現実的には厳しいかと思います。
しかし、本作はそのようなユーザーの要望を叶えることのできた作品なのかなと思います。
ストーリーの構造などにおいて工夫点が見られますし、そういった点は非常に好感的でした。
総合では良作ですかね。特にこれと言って新しい要素は見当たりませんが、
今年発売の萌えゲーの中ではクリエイターが創意工夫している点が感じ取れましたし、ボリュームもありますからね。
グラフィックも満足だったので、一応満足した作品でした。
あとOPも良かったです。



総合評価:B (良作)