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「きゃんきゃんバニー」

1989, 8, 10 / PC-88 / コマンド選択型ADV / カクテル・ソフト




【商品概要】
AD(アダルト)ソフトの強力ブランド新登場!
カクテル・ソフトのとてもHなデビュー作

●空からまいおりたバニー・エンジェルの協力で、あなたはさすらいのギャンブラーに変身。
スロットマシンでかせいだホットマネーをふところに、女の子たちにねるとんアタック!
みごとナンパに成功して、6人の女の子達とムッフフのHができるか、
それとも残念無念の大ドンデン返しか。
天国と地獄の両方見てもらいます。

●ゲームはスロットマシンからはじまる、ギャグを楽しむアドベンチャーに続いて、
プレゼント作戦、Hアイテム攻撃、
そして女の子達との会話や過激なHを楽しむシミュレーションまで。
複数のゲーム・ジャンルの要素を取り入れた、日本で初めてのHソフト。
女子高生からOLのおねえさままで全員集合!

●フェアリーテールの超・美しい画面と、
ジャストのムッフフを+(カクテル)して生まれた新しいブランドがカクテル・ソフト。
兄貴2人の良いところばっかりの弟分ハウスソフトでーす!

●新ブランド・カクテル・ソフトの「キャンキャンバニー」は、今がいちばん食べどころ、
おいしいアダルト・ナンパ・シュミレーション。
ぜったい赤丸急上昇!

●アニメーション当然。音楽バッチリ10曲以上。
ニヤリニヤリのメッセージ当たり前。そしてグラフィック抜群!
このゲームしないでどうするの?もうやるしかない!

●これから彼女を見つける人には、なんとナンパ入門用にも最適です。
まずは最初に「きゃんきゃんバニー」で予習。なーんてね。

(パッケージ裏より)




【感想】
今更書く必要もない…とまではいかないか、とりあえず有名な作品ですね。
カクテル・ソフトの「きゃんきゃんバニー」シリーズの一番最初の作品です。
つい最近、きゃんバニシリーズのなんかがDL販売してちょっと話題になってましたね。

本作はいわゆるナンパゲーということで、女の子と仲良くなるためにコマンドを選択し、
愛情度を上げていくのが主なゲーム進行となります。
まず始めに主人公の名前や特徴(趣味や性格)を選んでキャラメイクっぽいことをします。
コマンドは自分の話題やヒロインについての質問や
テレビやスポーツの話題など多岐にわたります。
ヒロインごとに話題の好き嫌いがあるので嫌いな話題を回避して愛情度を挙げていきます。

ナンパシーンではリアルタイム進行…とまではいいませんが、
選択肢を選ばずに放置しているとヒロインが怒って愛情度が下がる仕様となっています。
このシステムによりナンパをしているぞというライブ感を出していたように思えます。

愛情度を上げていくとHな行動の許容範囲が広がっていき、
愛情度がほぼMAXの状態だと本番までいけます。
しかし、Hなことをしてしまうと主人公の体力が減っていきますので、
そこらへんはうまくやっていく必要があります。
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このように、コマンドを選ぶことで数値の変動があるのでコマンド選択型ADV+SLGのように捉えることが出来ます。
初期のADVにおけるナンパゲーはこのようにSLG要素を含んでいることがよくあったように思えます。
(有名なのだとTokyoナンパストリート とかね)


また、本作ではスロットマシンによるギャンブルでのお金稼ぎの要素があります。
お金を稼ぐとスタミナドリンクや愛情度をあげるアイテムなどを購入でき、
攻略が簡単になります。
しかし、これがなかなか難しくて…
攻略でキー押しっぱでやれば~みたいな攻略法があったのだけれど、
全然うまく行きませんでしたw
しょうがないので私はアイテム無しで無事クリアしました。
そのため、難易度はそこまで高くないです。

さて、本作の最大の特徴はおそらくグラフィックになるのでしょう。
ここまで可愛らしいグラフィックをもったアダルトゲームは、
当時ではドラゴンナイトやポッキー、悪女伝説2くらいなのでは?


手元にあるテクノポリスの『美少女ソフト大全集』を見ると、
「8月号で(きゃんきゃんバニーの)一報を掲載したときの反響は凄まじかった
(こんなの『ポッキー』以来のこと)」
と書いてあることから、
当時では非常に優れたキャラクターデザイン・グラフィックだったと推察できます。
個人的には、今でも普通に可愛いな~って思っちゃいますけどね。

一番可愛かったヒロインは何と言っても、中原唯ちゃんですね。
私の好みということもありますが、
このヒロインだけ妙にグラフィックの構図とか凝ってるような気がするんですよね。
エロCGだってこのヒロインだけ上も下も丸見えなグラフィックだったような…
まぁそれ以外にも、このグラフィックの表情とか、非常に可愛らしいですからね。
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ヒロインも下は15の女子高生から上は24のOLまでと多岐にわたっていますので
全体的に満足できます。
好みが分かれそうですね。


グラフィック良し、ゲームシステムもまぁ良しと
完成度は高いゲームだったのではないのでしょうか。
何にせよ、お気に入りの作品でした。