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「カノジョ*ステップ」

2016, 9, 30 / WIN / ノベルタイプADV / SMEE

0からはじめる彼氏彼女関係。───

【あらすじ】
季節は春。
もう何度目か忘れてしまった引っ越しを経て、俺はこの度、婆ちゃんのやっている民宿に住むことになった。
窓を開ければ田んぼが広がり、裏口を出ると そこは山とも言える深い雑木林。
当然周囲にコンビニはなく、虫が苦手な俺にとって ここは間違いなく田舎と呼ばれる秘境だった。
一緒に越してきた姉さんによれば、引っ越しは今回で最後。
学園もこの町で卒業し、その後家を出るならそれも自由。
つまり、今まで諦めていた恋をするチャンスが巡ってきた。
「恋は受け身じゃ始まらない」
俺はこの田舎町で、人生初の恋をする。


【感想】
いつものSMEEの質をちょっと悪くした感じ。
だからあまり書くことがないんですよね。
というか、今回はゲームシステムやキャラデザなどが良いとは言えず、褒める点があまりない。

さて、本作はノベル系のADVで、マップ移動要素があります。
マップの移動は学園内だけで、ヒロインに会いに行き親睦を深めるもよし、適当にふらつくもよしとなっています。
その後はヒロインの好感度によりヒロインごとの個別ルートへ。その際にヒロインとのお付き合いを周りに公開するか秘密にするか選べます。
ストーリーは主人公が田舎の学園へ転校してきて、人生初の恋をしていくというものになります。

まずゲームのシステム面について。
単純に古臭いなと。
マップ移動型のADVとか何年前だよと。
別にそのシステム自体を批判するつもりはまったくないのですが、そのシステムによって感じられるゲーム性やストーリー性、それらが古いゲームと変わらないというのはだめでしょう。
作中の舞台が田舎であるため、ストーリーなどにて現代の技術などが反映していることもありませんし、それが余計に古臭さを醸し出しているように感じられました。
恋愛ゲームに古臭いもあるかよ、と思われますが、
例えば前作の『ピュアコネクト』の場合ではメールという近代的要素を取り込むことにより昔の作品との差別化の成功しています。
本作ではそういった要素も全くないので上記のような感じを抱いたのでしょう。

また、付き合いを隠すか否かについては可もなく不可もなくという感じでしょうか。
一応隠した場合と公開した場合で同じ時間軸のシーンに違いも見られましたし、まぁ隠した場合はこうなるよなーとか思いつつプレイしていました。
ただまぁ、これは一個人の意見なのですが、付き合い方が異なる場合って、そのヒロインに対する見方や感じ方、というのも異なるのではないでしょうか。
例えば周りに知らせて終始いちゃらぶするのに対して、
周りに公開しないでお付き合いをした場合、二人っきりになるとべったり甘えてきたりしたとします。

そのギャップとでもいうんですかね。様々な姿のヒロインを感じることにより、その一ヒロインの魅力や萌えというのは増大するのではと。
しかし、本作のこのシステムからはヒロインの多面性を感じる事ができませんでした。
そのため、個人的にはこのシステムというか分岐は微妙だったかなと。

ストーリーについて
まぁここはいつものSMEEか。
日常パートで下ネタありでギャグ系でテンポが良く、ここは普通にプレイしていて楽しかったですね。
舞台が田舎という事で、田舎らしさを感じられるのか、と気になる方もいそうですが、私は田舎に詳しくないためここはスルー。
個別ルートはやってて楽しかったのですが、なんか途中から飽きてしまいまして。
なんでだろうなと思い考えたところ、ヒロインごとの特徴があまり付き合い方に反映していなかったのかなと。
全ヒロイン同じ海に行きますし、全員が全員海が好きってことはないでしょう。プールのほうが好きなヒロインだっているはずです。
エロシーンもあー次青姦かなとおもったらその流れだし、なんか全体的な流れが同じなんですよね。
外で自然と戯れるのが好きなヒロインだっていれば家でゴロゴロしたり都会の方に出かけてショッピングするのが好きなヒロインもいると思います。
そういったヒロインの個性というものが付き合い方に反映していなかったのかなと。
まぁ海でどのように遊ぶのか、といって点においてはヒロインの個性が出ているとは思いましたが、
そういったミクロ的な部分で個性を出すのではなく、もっと全体的に変えてほしかったなと。
あと、告白のシーンも全員お祭りでっていうのが面白みに欠ける。


グラフィックや演出関係は前作の感想と同じなのでスルー。
ただキャラデザやキャラクターの書き分けは良くなかったね…
なんか本作のクリエイターがインタビュー受けてて、今回のキャラデザについて言及していたけれども
中身を良くするからといって外面(絵やキャラ)の手を抜いていいなんてことはありません。
売れなくなった原因についてが言及するつもりはありませんが、このような制作姿勢を取るのであれば、今後買うのを控えていきたいですね。


なんだかマイナスな事ばっかり書いてしまった。
あ、主題歌とエンディング曲は良かったです。あとボリュームがあります。
あとCVかわしまりのの姉が良かった。
主観的には凡作でもいいかなと思うのだけれど、一応工夫点や目パチ要素があるからね…
それらが無い他の萌えゲーにCつけててこれにCつけないのはあれだと思うので
甘々だとは思いますが現段階では佳作としておきます。


総合評価:C (佳作)